〜牛車、馬車、御鳳輦…時代行列の衣裳がずらり〜
平安神宮の神職、本田さんのご案内で
時代祭直前の平安神宮の御蔵出しに潜入♪(゚∀゚*)♪
バッチリ見てきちゃいました♪
時代祭は天皇が東京に行っちゃって
シュンとしていた京都を活気づけようと
京都を代表するみんなが中村楼に集まって
他では真似ができない、伝統工芸の最高の技術を盛り込もう!!
大きな意気込みで始められ、
それが受け継がれています
こんなに盛大なお祭りなのに、国は予算を出してないんですって
(  ̄д ̄)ノ″そうなんだ
京都の町衆と日本全国の皆様のお志で
時代祭は成り立っています。
素晴らしいじゃないですかヾ(●⌒∇⌒●)ノ
大極殿の東の清龍楼から、先に御蔵出しが始まりました
清龍楼は桓武天皇のご鳳輦が納められているんです
御祭神である、桓武天皇と孝明天皇が乗る神輿を
ご鳳輦(ごほうれん)といいます。
大勢で持ち上げますが、周りには風鐸がいっぱいあって
ぶつけないように協力しながら、
そっと、そ〜っと移動させてました
大極殿の真ん中に据え付けられました。
御飾り物も豪華です
鳥は中が空洞で、羽やら尻尾をくっつけてから、背中のふたをします
フフ わかりづらいよね^^;
これはご鳳輦のうえに付ける鳳凰です♪
孝明天皇のは向かって左、西側の白虎楼に納められています。
次に向かったのは牛車
なんと、牛車だけで2億円!!
ガビ〜〜〜ン w(゚ロ゚;w
漆塗りのあちこちに金の細工があるけれど
はんスカシという技法です。
模様以外の地ところはブツブツと穴が開いてます
こうすると、模様を入れた時に、板が曲がらず
平に保てるんですって♪♪
牛車の車輪って意外と細いのね
こんな車を見ると、どうしても光る君が
葵祭りに若紫を連れて、お出かけになられたのを思い出すけれど
乗り心地は悪そう^^;
モダンな車もありました。
知事さんとか、市長さんとかの名札があったよ
車の運転手席は革張りの椅子
中の座席は布張りでした
なんと、布のほうが高かったんですって ヽ(゚Д゚○)ノ ヘェー
小さなハンドルをくるくる回すと
ブレーキがかかります。
ランドージョインといって
ホロもたためてオープンカーに♪♪
さあ、今度は倉庫です
本当は倉庫の外からの見学でしたが
あいにくの雨だったので、急遽倉庫の中に入れていただくことに
なんというラッキーでしょう!
何十億ものお宝が眠る倉庫は
驚くほど分厚い扉でした ((゚゚Д゚゚p
使う団体ごとにグループ分けして
箱が積み重ねてありますが
どの箱にも、改善点が書き連ねてあり
出来たものは、消していく…
予算の関係で一度には無理なのねヽ(‘A`)ノェェェ
お片付けもやみくもにやると入らないそうで
どこに何を納めるか…
一目瞭然! 図に書いて写真にとって壁に貼ってありました
なんと、倉庫を作ってから、エレベーターが必要と気づき
後付!
しかし、予算の関係であまり良いものではなく
重いものは載せれないとか…
何やってんだよ゚+.( *≧∇)ノノノ*.オオォォ☆゚・:*☆
倉庫から順に出された荷物は
次々とセットされていきます。
時代祭の凄さは
遠目にはわかりませんが
たとえば秀吉なら秀吉の時代の方法で糸を紡ぎ
布を染め、着物に仕立てます。
江戸時代ならその当時の方法で
平安時代なら、その方法で
出来るだけ正確に時代考証がなされ
地道に正確に再現しているのです
紐の結び方ひとつとっても
時代ごとで異なるそうです。
京都だけでは、すべて賄えなくなった今
草鞋は山形のワラ文化研究会にお願いしているそうです。
日本中のみんなが支えてくれている時代祭
神社の遷宮と同じで
引き継がれていく技術も、こういう見せ場があってこそ!
素晴らしい日本の文化と技術が
これからも残りますように
ヾ(●⌒∇⌒●)ノ