風神雷神図・燕子花図の謎 !!w(゚o゚*)w

単なる金屏風にこれらの絵が描かれていると思っていました


風神雷神図といえば神様お二人のことしか頭に浮かびませんでした
燕子花図といえば
お花が沢山連なっていることしか考えていませんでした
それが、考え抜かれた金屏風に描かれていたなんて
   !!(゚ロ゚屮)屮


『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』
宗達が金銀泥で描いた鶴の下絵の上に、
光悦が三十六歌仙の歌を描いたのと同じだったんですね


ご案内は上京おもてなし大使の仲治實さんです


まいまい京都で
琳派西陣に流れる琳派光琳「燕子花図屏風」の謎を解く
に参加して「箔屋野口」さんに訪れ
金箔職人のご当主の野口さんからみた
この絵の素晴らしさを説明され
改めて、
あ〜〜〜ヾ(´Д`)ノ☆ と感動いたしました

箔屋野口さん


日本人は左右対称を嫌いますし
完成を良しとしません
それが、これらの屏風に表れているのですщ(゚ロ゚щ)


普通の金屏風の完成形は
金箔のはり方が、正確均等になっています
結婚式などに使われる金屏風です


でも、この絵をじっくり見ると
?(゜_。)?????
張り合わせたような金箔です


でも、それが味となっている
そのせいで絵が引き立っている ヾ(●⌒∇⌒●)ノ


ご当主の野口さんは20年間、
これに近いものを帯の下地柄にに利用できないかと努力されたそうです
とてつもない、時間と労力をかけて似せた下地を作られたのです
ある日、コロンブスの卵で
ああ、と、腑に落ちたそうです v(o゚ェ゚o)凄いね♪♪


それを実際に目の前で、金箔を置いて作ってくださいました
m(≧∇≦)m ありがとーね


うまく説明できませんが
例えば着物でも、ツルツルの生地に絵を描いたものでは軽薄ですよね
地模様があるほうが、深みがあります


下地の金屏風にまで神経が行き届いているからこそ
上に描かれた絵も活きてくる
芸術家とすれば当たり前かも
どうして、今まで
そんなことも考えなかったんでしょうか( ●´艸`)


一枚の絵でも、様々な工夫がされて成り立っているんだということを
教えていただきました
画って深いな〜 
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン


金箔紙の紙は、紙幣と同じ紙なんですって
金箔を塗る前に漆を塗って
その上に金箔を置き、漆が乾くと金箔が取れなくなるんですって
漆の上の金箔はツルンツルン
漆の上に柿渋を塗って金箔を置くとマットな仕上がりになるそうです
帯に金糸を入れるときは、この紙を細く切って機織機に入れ込むのです
金糸ではなくって金紙の細切りですね
帯の織の仕組みも教えていただき楽しかったわ〜(^-^*)/




沢山教えていただいてありがとーねヾ(●⌒∇⌒●)ノ