カテリーナさんのコンサート と 向阿忌 ヾ(´Д`)ノ☆

ウクライナ チャリティーコンサートが清浄華院で開かれ

バンドゥーラ奏者のカテリーナさんが演奏し 歌ってくださいました

 

カテリーナさんはウクライナ出身です

チェルノブイリの近くで生まれたのは なんとあの原発事故の一か月後だったそうです

そして カテリーナさんは日本語を話します

ビックリでした ♪d(´▽`)b♪  日本語だったのでお話もよく理解できました

 

 

バンドゥーラって初めて見ました

ギターみたいなものかなと思っていましたが ピアノに近いんですって

ギターの様に指で押さえて音階をとるのではなく

65弦がそれぞれ決まった音で 後ろのタブのような所で半音上げ下げします

バンドゥーラの向かって左側の弦の長い部分はベースのようなもので

左手で伴奏を弾きます 右手はメロディー 心に響く音色でした

 

清浄華院は御所の東隣です

最初は慈覚大師 円仁が清和天皇の勅願により宮中に建立した仏殿・禁裏内道場でした

お隣に移るまでずっと御所の中にあったので

山号がありません 

山号って お寺が建っているお山の名前だったのね  w|;゚ロ゚|w

 

御所と向かい合う 寺町通の御門はこんな感じに立派です

 

私はいつも河原町通りの御門を利用しています

今日の催しは大殿ではなく こちらの建物です

 

さあ 始まりはじまり~ ・:*:・(*´エ`*)ウットリ・:*:・

 

カテリーナさんはメッチャ美人です

民族衣装の裾の長いワンピースです

黒地でゴールドのような山吹色のような 大きな植物模様があります

ネックに紐が入ってギュって絞ると丸ヨークになる感じの素敵なワンピースです

華やか (@⌒ο⌒@)b

 

ゆったりとした子守歌のような 母を思うような

気持のこもった歌声を楽しみました (((o(´∀`)o)))

 

歌だけでなく ご自身のお話も・・・

カテリーナさんはチェルノブイリの近くで生まれましたが

それはあの原発事故の一か月後だったそうです

チェルノブイリ出身の子供は発育が悪かったため

小学校では給食にチェルノブイリ出身の子供だけに特別にバナナなど

栄養のあるものを食べきれないほど与えられたそうです

これって 差別の原因になりますね

 

6歳の時に原発で被災した子供たちで構成された音楽団に入団して

色々な国から呼ばれるようになり海外公演をしましたが

そのひとつに日本も含まれていました

日本はチェルノブイリから遠く離れている上 

平和で安全だと良い印象を持ったそうです

成長し再度日本で演奏活動をするようになり 結婚もされ子供にも恵まれたところ

日本で福島原発事故に出会い 現在はロシアのウクライナ侵攻

 

バンドゥーラは昔 目の見えない人によって演奏されていました

日本の琵琶法師と似ていますね

バンドゥーラ奏者は300人程いました

ロシアが演奏旅行をすると言って その人たちを全員列車に乗せ

どこかに向かっていきましたが二度と帰ってくることはありませんでした

 

昔からロシアはそんな風だったんだと思うと 更に恐怖を覚えました

その頃はソビエトかしら

悲しくて心が痛いお話しでした 。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。

 

綺麗なメロディーの曲と歌が続き

最後の曲が終わり感極まって拍手を続けていると

じゃあ もう一曲とおっしゃって

伴奏なしでうたってくださったんです

それも 日本語で 『ふるさと』を3番まで

涙が出てしまいました  。゚(゚^Д^゚)゚。

 

実はこの日はウクライナから避難してきたお母さんとの

対談も予定されていたそうですが

お母さんが京都に向かう新幹線で迷子に・・・!!(゚ロ゚屮)屮

 

よりによって この日は何らかの理由で

AUの電話回線が繋がらなかったんです

日本語出来ないのに大丈夫だったかな~ 

心配です…o(;-_-;)oドキドキ♪

 

ウクライナ支援の御朱印と カテリーナさんのサイン入りCDを求めました

 

 

 

コンサートに先立ち 向阿忌の法要と

記念講演がありました ヤッター Ψ(`∀´)Ψ

先生は 香雪美術館の大島幸代先生です

内容は清浄華院が持っている阿弥陀三尊像と3つの来迎図について

 

 

★国宝 信悦筆 阿弥陀三尊像 三幅 南宋時代

画像はWikipediaよりお借りしました

 

ずいぶん前 この画が国宝に指定された時ワクワクしてお寺に見に行きましたが

全体的に暗くって画もボーっとしていてよくわかりませんでした w( ▼o▼ )w

清浄華院様 信悦様 ごめんなさい

でも今日の講演を聞いて納得

この画は阿弥陀様におすがりしたいと思った時に

一般ピープルの心に現れる漠然とした阿弥陀様を表しているのではないかと…

(人´∀`*).。:*+゜ へ~ そうなんだ

 

阿弥陀聖衆来迎図

これは当日頂いたレシピのスキャンです 本物は真っ黒になって見えにくいので

CTスキャン(?)した画像らしいです

 

知恩院阿弥陀二十五菩薩来迎図や

永観堂の山越阿弥陀図は 軽々と山を飛び越えてくる感じですが

それとはちょっと違っていて

山々の峰の間を人間が歩くように谷筋に沿ってやってくるんです

見えにくいけれど山の間から菩薩様のお顔が見え隠れするところが面白いの

下には水が描かれています

 

この画の特徴は 阿弥陀如来地蔵菩薩が向き合っていることですって

今までお地蔵様が来迎図に入っていることに気付いていませんでした

 

当日 この画の実物を見ることが出来て結構感動 

黒っぽいけれど阿弥陀様が足を出している様子も見えました

何とこれは恵心僧都源信の作です 名前の文字を見てビックリ !!(゚ロ゚屮)屮

あの往生要集の源信です 絵も素晴らしいんだ (@⌒ο⌒@)b

 

その他 人毛を刺繍している来迎図のお話など聞いて

へ~ の連続でした ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!

 

 

こんなに素敵な催しをしてくださった清浄華院に感謝です 

ヾ(〃^∇^)ノ ありがとーね

そして

ロシアが早く目を覚ましますように (゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン