左阿彌に行ってきました ヾ(´Д`)ノ☆

左阿彌というのは八坂神社の奥 円山公園の東の山際にある料亭です

 

織田信長の弟である織田有楽斎の次男(次男ですが母が正室のため嫡男):織田頼長により 安養寺の末寺として左阿弥は建てられました。

頼長も父:有楽斎と同じように雲生寺道八と号し この地で茶事を極めたと云います

 

江戸時代 安養寺のある東山あたりは 遊興の地として大変なにぎわいでした

安養寺では六阿弥

左阿弥・春阿弥・弥阿弥・庭阿弥・正阿弥・連阿弥と呼ばれる塔頭が出現し

お互いに贅を尽くした庭園美を競ったそうです

 

六阿弥は貸座敷を営んで大変な賑わいを示し 元禄期には最盛期を迎えました

明治になると まず弥阿弥が買収されて常盤ホテルとなり 京都ホテルにつながります

他の塔頭も左阿弥を残して次々に弥阿弥に買収されて姿を消していきましたが

左阿弥は、1849年(嘉永2年)に料亭となった後 そのまま現在に至ります

六阿弥の面影を伝える唯一の存在です ヾ(´Д`)ノ☆

 

ちなみに 現在八坂神社あたり全体を 圓山(円山)公園(まるやまこうえん)といいますが

圓山安養寺の山号から まるやまこうえんと名付けられたんですって 

 

昔の名所図会にも六阿弥のことが記されています

都名所図会より

ジャパンサーチより 広重 「圓山端之寮」 

 

画を見るだけで驚きの建物だとわかります 昔でもこんな建物があったのね

山際なので石垣が積まれていますが

左阿弥の中に入ると 建物がこの通りなので驚きました !!(゚ロ゚屮)屮

お出迎えしてくださいます

門を入ってすぐに驚きの井戸が w|;゚ロ゚|w

この井戸は 昔 有楽斎や頼長が茶を点てる時に使っていた井戸です

残念ながら今は枯れているそうです

いつものようにミーハーでキャーキャー言ってると

興味がおありですか?と尋ねてくださったので

前々から来たいと思っていて今日は念願がかなったので興奮しています

と伝えると それなら此方へどうぞ と案内され・・・

細い通路を抜けた先には 驚きのサイズの五輪塔が  w|;゚ロ゚|w

織田頼長のお墓です

本能寺にある信長のお墓よりも 有楽斎のお墓よりもでっかい!!

こんな巨石 何処から運ばれたのかしら

 

おまいりをし 平和な世界になりますようにと願いました

 

お部屋に案内していただきます

なんとパンフレットの最初に乗っている独立したお茶室です

ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

 

撮影ポイントはここですよと教えて頂きました

えっ w|;゚ロ゚|w ちょっと凄くない?

石垣の上に浮かんでます w|;゚ロ゚|w w|;゚ロ゚|w w|;゚ロ゚|w 

 

こうなれば あれです いつもの探検隊 ( ◎´艸`)

勝手にぐるりと回ってみました 左回りに石段を下りていきます

C= C= C= ┌(;・_・)┘

まるでお城の石垣のように奇麗に積まれています

凄くないですか 浮かんでるのが怖いくらいです

 

 

 

一番手前の この柱を見てください

こんなところで支えているんです びっくりぽんです  w|;゚ロ゚|w

 

 

さあ お部屋に入りましょう

お茶室の名前は『遍松庵』 ↓↓

 

蹲踞

躙り口と沓脱石

天井の高さが二段階になっています

床の間の位置がちょうど空中浮遊の場所です {{{{(+_+)}}}}

下地窓が障子に透けて趣があります

テーブルの下に床があり 蓋がされていました

これで四畳半の畳の敷き方がわかるかしら

 

大慌てでキョロキョロした後は ゆっくりとお食事です

もし宜しければ お食事の後で館内をご案内します と仰っていただきました

メッチャ嬉しい (((o(´∀`)o))) どなたにもご案内しているんでしょうか?

 

篠笛の音が届きます なんと女将が時間がある限り 吹いているそうです щ(`∀´)ш

 

 

菊花の蓋を開けると 菊の葉が… (@⌒ο⌒@)b



くじをくるりと巻いていました


ごちそうさまでした ヾ(´Д`)ノ☆





 

本館をご案内していただきました

『遍松庵』から見える本館は 絵図と同じような感じです

樹が茂って分かりにくいですが各階のテラスから下界(丸山公園内)を見下ろせます

 

ロビーでは女将が篠笛の演奏中 (@⌒ο⌒@)b

二階に上がると 驚くほどお部屋が大きいです

100畳以上あります これから結婚式の披露宴ですって

 


このテラスから下界が見えるんです

右側に見える屋根は知恩院さんですって

頭が飛び出している建物がホテルオークラ京都です

 

此方は別のお部屋 120畳あります ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!

十二天屏風ならぬ二十四天屏風

そして窓を開けていただくと 先ほど見た 頼長のお墓が目の前に

吹き抜けのロビー エレベーターで地下へ

(もっと上の階はお客様がまだいらっしゃるので見れませんでした)

地下と言っても山の斜面に作られているので 窓からは普通の景色が見えます

この屏風は 帯地の一番いい所だけを取って屏風にしたんですって

ロビーまで戻ってくると女将がいらっしゃり あれこれとお話ししてくださいました

女将は手作り大好きな少女の心の持ち主でした (((o(´∀`)o)))

そして 富岡鉄斎のお部屋を見せてあげましょう と仰って

わざわざ案内してくださったんです

 


この部分の修理は大変だったと仰っていました

入り口を取り忘れてしまい

パンフレットから (違うかもしれない)

お土産もいっぱいです


女将が外まで見送ってくださいました

感謝に堪えません 一番お値打ちの物しか頼めなかったのに

最善のおもてなしをしてくださいました ありがとうございます

ヾ(´Д`)ノ☆

 

Tさんと二人で 私たち持ってるね♪♪って言いあいました

Tさん 貴方がいるから私も楽しい いつもありがと~ね  ♪d(´▽`)b♪