後七日御修法の結願日 (((o(´∀`)o))) 東寺

雨でしたが 後七日御修法(ごしちにちみしほ)に行ってきました

東寺(教王護国寺)です 砂利道もこんなに綺麗に整えられています


Kさんと並んで待っているときに 高野山専修学院出身いう方がお隣に居て
とっても詳しくわかりやすく説明してくださいました ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!

 

平安時代の初めころから宮中では
元旦から1月14日まで玉体安穏・鎮護国家を祈る年始行事が行われていました
1日から7日までの最初の7日間は神道による節会 
その後の7日間は仏教による御斎会が大極殿にて行われていました

 

さて 空海が唐から帰ってきて 嵯峨天皇に奏上したのです
「御斎会」ではダメ 効験を期待するなら私が真言密教による修法を行いましょう

 

嵯峨天皇はこれを許し 

翌年は空海が8日から14日までの後七日御修法を執り行ったのです
御修法では玉体安穏・鎮護国家をひたすら願います

空海はこの年に亡くなったので一度しか後七日御修法を行いませんでしたが
その後は弟子たちが綿々と続けてきたのです ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!

時は移り明治になって廃仏毀釈が起こりました
なんと御所からも寺は追い出されたのです
後七日御修法の運命やいかに・・・ w|;゚ロ゚|w w( ▼o▼ )w

 

有難いことに東寺が引継ぎ 現在に続いています ☆"(p´Д`q)""(´pq`)"☆

 

最初の7日間の神道による節会は 現在では京都御所では執り行っていないようです

 

並んでいるときにカッパ姿の可愛いチビッコ達もいました
尋ねると 群馬の西光寺さんのお孫さんで
じいちゃんが出ているとのこと じいちゃんに傘をさしかける方もお身内のようです

素晴らしいじいちゃんをもって幸せやね~
じいちゃんも孫に見てもらえてこれほど嬉しいことはないやろうね (((o(´∀`)o)))

 

 

 

このお方は毎月 月参りに来てくださる ↑↑↑  随心院の亀谷御門跡です

やすこちゃんも来てるよ~とお数珠を振ってアピールしましたが

気付かれず ( ◎´艸`)

そりゃあ お名前がないと間違うよね 同じだもの ヾ(≧ω≦)ノ

 

 

私たちがいるのは 本坊の前です

御修法に出仕する僧は大阿闍梨以下15名

日本中から選ばれた僧なので名誉なことですね

整えられた砂利道を進み 灌頂院に向かいます C= C= C= ┌(^v^)┘

朱傘を持った随行者は 1週間の間ずっと付き添ってお世話をするんですって

 

 

こちらが灌頂院です

北から僧たちがやってきます

 

今年の大阿闍梨は東寺さんだそうです

後ろの白い衣の方が恭しく持っているのは 

御修法で使う法具だと教えてくださいました

黄色い衣の方がお二人いましたが 幸せを祈る護摩を焚く人だそうです

 

全員が入ると扉が閉められます

 

今日は結願日なので勅使が来られます

何処にいらっしゃるか? 東寺の迎賓館は『小子房』です

 

後七日御修法は国家の安寧を祈る儀式ですが

具体的にどうするかというと 天皇の御衣を7日間預かり

毎日3回 合計21回祈祷するのです

結願日の最終回なので その御衣を勅使にお返しします

 

僧侶たちが灌頂院に入った時はまだ扉が閉まっていましたが・・・

 

東寺餅を買って食べている間に 門が開かれていました  。゚(゚^Д^゚)゚。

 

 

ここで面白い事に遭遇

この舎利道の模様は 立派な方が踏んでいかれるところなので

普通の方は踏んで乱してはいけません

 

ピョーン o(>▽<o)(o>▽<)o

 

さあ お勅使様が出てこられました

僧侶たちのいる灌頂院に向かいます

お勅使様も灌頂院で焼香をされるそうです (゚д゚)(。_。)ウン!

再び扉が閉ざされました

12時ごろ 扉が開き先導の僧侶 勅使 その後に 小さなお籠のようなものが・・・

この中に天皇の御衣が納められています

 

御衣に傘はさしかけないのね  w|;゚ロ゚|w

お茶では掛け軸は人として扱うのに 御衣って天皇の代わりじゃあないのかしら

?(゜_。)? 僧侶より大切じゃないのかな~ ?(゜_。)?

マスクの紐まで おめでたい紅白 (@⌒ο⌒@)b

灌頂院を出てから向かう先は大日堂でした

 

見えませんが 中で何かしているようです

立派ないでたちの三人の僧が中に入りました

報道の方たちが群がっています

こんなに大切に持っているものは御衣でしょう キット 

数分の儀式を終えると僧侶は本坊へ戻ります

 

角を曲がって本坊へ僧侶たちが入ってしまうまで 

学生僧達(?)はずっと『南無大師遍照金剛』と唱え続けていました

実は東寺保育園の園児たち大勢も もっと向こうに居たんですが

『南無大師遍照金剛』と小さな手を合わせてお唱えしている姿は

とっても可愛らしかったです ヾ(〃^∇^)ノ 

 

七日間の後七日御修法はこれで終了なのでお勅使様はお帰りです

車で出てこられました

今は実際に来られるのは 宮内庁京都事務所の所長ですって

2人来られたけどもう1人はどなた ?(゜_。)?

 

コロナで無ければこのあと 「後拝み(あとおがみ)」という

灌頂院の特別公開があるのですが 残念ながら今年も中止 ・゚・(ノД`;)・゚・

結願日なので限定の守護札が授けられます

 

 

この守護札は天皇陛下の念持仏である二間(ふたま)観世音菩薩を主尊として

祈祷されたものとのことです

 

瑜伽道場を調べるとYOGAが出てきました

二間(ふたま)観世音菩薩
二間観音は3体とも高さ20センチ余りで鎌倉後期の作

後七日御修法では観音を供養する1月12日の法会「観音供ぐ」で用いられます

その名は 観音供が宮中の清涼殿で行われていた時代に

二間と呼ばれる部屋に本尊として安置されていたことに由来します

東寺宝物館にあるようです

 

写真はジャパンアートカルチャーより なんと美しいんでしょう ヾ(≧ω≦)ノ

 

移動の途中でKさんに美味しいお店を教えてもらいました

ビゴリ キョウトのボロネーゼ

トッピングのチーズは絹糸削りくらいの細さで チーズの綿菓子みたいにフワフワ

ボロネーゼのお肉は5m角程のゴロゴロ

とっても美味しかったです Ψ(`∀´)Ψ

 

Kさん ご一緒させていただいてありがとうございました

写真もいくつかKさんのを使わせてもらっています

この後のアレコレもメッチャ楽しかったわ~

またご一緒させてくださいね ヾ(´Д`)ノ☆