御香宮神社のお茶会へ ヽ(。´Д`。)ノ

お茶会に行く ≠ 茶道のお稽古

私にとっては似て非なるものです 情けないことに修行が足りません

お客のお稽古がもっと必要  。゚(゚^Д^゚)゚。

 

今日は御香宮神社でお茶会がありました 

 

 

待合にかかっていたお軸は

文字が 大田垣蓮月  蓮月というサインは読めたのですが

さらさらと書かれた仮名文字はさっぱりわからず・・・(;Α´∀`)

 

添えられている画は 大津絵の『鬼の念仏』が墨絵で描かれていました

そして 伏見稲荷大社の初午大祭で授与される『しるしの杉』もありました

鬼が出てくる 2月のテーマって・・・ 節分かしら ?(゜_。)?

 

茶室に進むと

タイミングが悪く末客になってしまいましたが ええい 仕方がない

なるようになれ …o(;-_-;)oドキドキ♪

 

掛け軸は鵬雲斎大宗匠の達筆な文字

花入れは 東大寺二月堂のお水取りの時の竹に 梅と椿が入っていました

 

釜は何なのかわからない

棚は丸三角四角〇△□でした !!(゚ロ゚屮)屮

棗も蒔絵でしたが・・・何の画でしょう

 

正客の前には 豆まきの枡を利用した煙草盆

火鉢のようなお多福さんの人形?・・・ 手を温める物なのか 炭が入っていました

 

お菓子は 福豆 こんな感じで 美味しかったわ~ お茶も2服 頂きました

 

せっかくなので御香宮神社を改めて楽しんできました o(*^▽^*)o

 

★表門 (伏見城大手門) (国指定重要文化財)

1622年 徳川頼房(水戸黄門の父)が伏見城の大手門を拝領して寄進しました

三間一戸、切妻造 、本瓦葺、薬医門

 

正面から見える蟇股のところに 4つの物語があります

楊香(ようこう)・・・楊香という名の娘が猛虎より父を救った

 

敦巨(かっきょ)・・・敦巨は母に孝行するために 子供を殺して埋めようとした所  黄金の釜が出土したので子供を殺さずに母に孝養をつくせた

 

唐夫人・・・唐夫人の曽祖母は歯が無かったので 自分の乳を飲ませて祖母は天寿を全うした

 

 孟宗・・・寒中に病弱の母が筍を食べたいというので  雪の中を探していると 寒中にも拘らず筍が出てきた

 

中国二十四孝を彫った蟇股で桃山時代の建築装飾の代表例とされています

 

★拝殿(割拝殿)京都府指定文化財

1625年、徳川頼宣紀州徳川家初代)が寄進しました

桁行七間、 梁行三間、入母屋造、本瓦葺の割拝殿

正面軒唐破風は、 手の込んだ彫刻によって埋められています

 

割拝殿の中央に広い通路があるので 左右の拝殿に気づかないほどです

そのうえ蔀戸になっています

 

●大瓶束(たいへいづか)(写真の上側)によって左右に区切られている彫刻は

向かって右は『鯉の瀧のぼり』という龍神伝説の光景を彫刻しています

左はこれに応ずるように 琴高仙人(きんこうせんにん)が鯉に跨って瀧の中ほどまで昇っている光景を表しています

●五三桐の蟇股(写真の下側です)

 

周りの彫刻もすべて豪華ですが これが一番気に入りました

 

 

★本殿(国指定重要文化財) 主祭神神功皇后


1605年 徳川家康の命により京都所司代 2代 坂倉勝重を普請奉行として着手建立されました(京都所司代の初代は奥平信昌)


大型の五間社流造で屋根は桧皮葺、正面の頭貫(かしらぬき)、木鼻(きばな)や蟇股、 向拝(こうはい)の手挟(たばさみ)に彫刻を施し、全ての極彩色で飾っています

 

また背面の板面の板壁には五間全体にわたって柳と梅の絵を描かれていました

 


全体の造りや細部の装飾ともに豪壮華麗で 

桃山時代の大型社殿として価値が高いそうです (゚д゚)(。_。)ウン!


★御香水

862年(貞観四年)に香りの良い清泉が湧きだし

これを飲むとどんな病気も治るという奇跡が起こりました

そのため時の『清和天皇』より『御香宮』の名を賜りました

 

明治維新 伏見の戦跡

1868年(明治元年)に起こった鳥羽・伏見の戦いでは
官軍(薩摩藩)の本営となり 竹田街道を挟んで南側にあった幕府軍会津藩新選組)の本営・伏見奉行所を砲撃して陥落させています
御香宮神社の建物は無事でした

 

小堀遠州ゆかりの石庭

1623年(元和9年)小堀遠州が伏見奉行に着任し御香宮神社の近くに伏見奉行所を新築

その際に作庭された庭園は徳川三代将軍・徳川家光が訪れた時にも感心される出来栄えで 遠州は5000石が加増され大名クラスへと出世したのです

 

時が流れ、明治維新後は陸軍や米軍のキャンプ地となり大部分は取り壊され

戦後の団地が開発されることが決まった際に庭石や石造物を御香宮神社に移築

1961年に中根金作により 当時の石を用いて作庭されたのが現在の庭園です
白砂で描いた大海の中に亀島が浮かび、中心奥には枯滝の三尊石組が見られます

三尊石の左手には黒い小石で浪速の津が造られていました

 

★油長 せっかく伏見に来たんだから 油長に寄らなくては C= C= C= ┌(;・_・)┘

 

富翁 たれくちNO.2 ・・・ 蔵元と油長だけで頂けるお酒です

英勲 古都千年 無濾過 ・・・ 蔵元でもダメ 油長でしか飲めません 

 

蒼空 美山錦 ・・・ 大好きな蔵のお酒が 本日の日替わりのお酒でした

 

色が違うの 分かりますか? でも どれも美味しい  ヽ(。´Д`。)ノ

 

お茶会でご奉仕してくださった先生と先輩方 ありがとうございました m(。v_v。)m

お茶会は反省点が多々ありましたが これさえあれば今日も良い日です

幸せだな~ ヾ(´Д`)ノ☆