唐衣 着つつ 慣れにし… 薔薇も咲いたよ (((o(´∀`)o)))

唐衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ

                   在原業平

 

実はこのお菓子の銘が「唐衣」なんです

カキツバタと違うの? なんで唐衣? なんで?なんで?なんで?

お茶のお稽古に行きだして 銘にいたく感動するようになりました

 

古今和歌集の詞書によると

都から東国へ旅をしたときに寄った三河の八橋という所で詠まれたんですって

八橋を流れる沢のほとりにかきつばたが美しく咲いていたのを見て

 

ら衣

つつなれにし

ましあれば

るばる来ぬる

びをしぞ思ふ

 

(何度も着て身になじんだ)唐衣のように

(長年なれ親しんだ)妻が(都に)いるのにも

(その妻を残したまま)はるばる来てしまった旅(のわびしさ)をしみじみと思うこと

 

この歌の各句の頭文字を取ると「かきつはた」となります
このような歌の技法を折り句というそうです

 

それで この「かきつばた」のお菓子の銘が「唐衣」なんですって

ふ~ん やるやん 業平様 

この業平様は 応天の門灰原薬さん)の業平様

私の中では光ちゃんの次に憧れている方です ポッポッポ ヾ(´Д`)ノ☆

業平様は伊勢物語のモデルだと言われています

清和天皇の后になった藤原高子と 若かった時に駆け落ちをしたとか・・・

 

唐衣 というだけで色々なことを次々と連想して

空想の中に入りこみ 景色が広がるというのはなんて楽しいんでしょう

 

唐衣と言えばこんな事も有りました

写真はネットより

 昭和50年(1975年)5月 エリザベス女王が来日されました

京都・桂離宮でもてなされた野点の席では裏千家が亭主となり

「末富」の「唐衣」が用意されました

 

業平の「はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」という意味を含み

5月の杜若の季節に 遠い国からはるばる長旅をしてこられた女王を

ねぎらう意味でもピッタリだったんですね

左端に写っていらっしゃるのは 我が憧れの鵬雲斎 大宗匠です (@⌒ο⌒@)b

 

ミーハーなので 末富さんの唐衣を買ってきました

末富ブルー 美しいね (@⌒ο⌒@)b

 

中は粒あんでした わ~い ヽ(。´Д`。)ノ

 

 

私の中では「かきつばた」といえば大田神社です

今年も奇麗に咲いていました

 

神山や おほたの沢の杜若 ふかきたのみは 色にみゆらむ (藤原俊成

 

杜若を写すのは難しい ヾ(≧ω≦)ノ

 

我が家では今年も薔薇が奇麗に咲いてくれました ヽ(。´Д`。)ノ 

最初に咲いたのは ナニワイバラ

 

一度に咲かないのが残念なような 長く楽しめるからありがたいような

今はこんな感じです 巣箱も見えてるよ ヾ(〃^∇^)ノ



主人のおかげで今年も素敵な香りに包まれています
ミーハーですが 好きなことがいっぱいあって毎日が楽しいな (((o(´∀`)o)))