祇園祭献茶式は例年7月16日に行われています
『祇園さまのお献茶』(主催・祇園祭献茶会)は昭和21年に始まり
八坂神社境内の井戸水・祗園神水を使い お茶(濃茶・薄茶)を点てて
祗園神水(力水)を飲み 美御前社へお参りすると美しくなるとの言われています
( ●´艸`)
コロナ過で数年中止になっていましたが
2023年久しぶりに開催されました 今年は裏千家のご奉仕年です
(((o(´∀`)o)))
お稽古で先生が『祇園祭の御茶会に行かれますか?』
間髪入れず『行かせください!!』
お茶券は裏千家の10名の先生に渡っただけのようでした
なんてラッキーなんでしょう ヾ(´Д`)ノ☆
普段なら10席あるそうですが 今年は7席です
初めてなのでドキドキのワクワク (・:゚д゚:・)
Kさんと石段上の随身前で待ち合わせ
宜しくお願いします
先輩のKさんに色々教えて頂きます
フフフ 年齢は私の方がかなり上 (・:゚д゚:・)
バッグを持っていないので
フリルエコバッグの底を縫い直してヨコ型にしてみました
(;Α´∀`) まだ大きすぎるかな
家元がお献茶されるのですが 今年は参列できないそうです
本殿にお詣りをして中を覗いてみたけれど よくわからず・・・
★今日庵席
西楼門から入るとすぐ左側にある現代的な建物です
今日庵席は2階にありました 立礼でした
待合にもお軸がかかっています
何もかも覚えられません すぐに忘れます w( ▼o▼ )w
● 床の軸 月鉾 長谷川信春 (ということは 等伯やん)
● 茶杓 玄々斎 銘は大祓〇?
● 主菓子 粽 御製 ふたば
最初なので緊張の極致です 。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
記憶が定かではないのですが・・・
長谷川信春の描いた祇園祭の『山鉾図屏風』を織田信長が八坂神社に寄進しました
その画を屏風からはがして1基ずつに分けて掛け軸にし
ここには『月鉾』の画が掛けられていました
都路を今日ひきまわる鉾のかず 今も昔もかわらざりけり
写真が撮れないのは残念です これが一期一会
大切なことは心に刻みなさいという事なのでしょう
でも ほぼ覚えられません ヾ(≧ω≦)ノ
先生からメモもダメと言われているのですが 少しメモしました
なのに慌てているから 何と書いたのか文字が読めません w( ▼o▼ )w
●玄々斎・・・ 何かなければ玄々斎を出してこないはず(江戸時代~明治)
玄々斎は大名家出身であったため 裏千家の作法にさまざまな改革を実施
玄々斎の代を境に表千家と裏千家はその違いを明確にしていきました
玄々斎は新たな点前を考案します
* 日本全国を旅して回った中で 旅先でも簡易的に茶を楽しめる「茶箱点前」を考案
* ウィーン万博で椅子とテーブルを茶道風に組み上げ「立札式の点前」を考案
立札式は現在でも茶の湯で外国人をもてなす際に利用されています
沢山まわるので お菓子を持ち帰りました (粽はこんな席では食べにくいよね)
粽に『蘇民将来子孫也』が2枚も付いていました 疫病退散家内安全~♪♪
★菓匠会 協賛席
今日庵席と同じ建物の地下にありました
色々な菓子司の菓子が趣向を凝らせて並んでいます
私ははっきりした形をしたものより
におわせる程度の抽象的な形の主菓子が好みです
特に夏場の金魚は 切る時に躊躇してしまいます 辛い気持ちになります
煎茶とともに 1人ずつそれぞれ違う菓子を頂きました
沢山の中から選べるわけではありませんでした
★清々館 清園会
しつらえも雰囲気も御菓子も とっても素敵なお席でした 座礼です♪♪
棗も美しかった
でも お菓子しか覚えていません (・:゚д゚:・)
● 主菓子 むかし粽 御製 鼓月
主菓子は持ち帰りました
ツルンとしていて小豆が美味しかったです
笹でくるまれていて 一口サイズで もしその場で頂いたとしても
懐紙に水分が滲みずに 上手に食べれたように思います (@⌒ο⌒@)b
★中村楼
暑かった~ テントの中で45分待ったけれど 中村楼なのでワクワク (σ≧∀≦)σ
待っている間に 中村楼にお家元・奥様・若宗匠が来られ そして出て行かれました
中村楼は2階がお茶席になっていました
様々な大きな写真が階段の踊り場の壁面になっています
ジョージ・チャキリス? 中村楼にいらっしゃったのね ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!
2階に上がると 立礼でした
● 主菓子 雲龍 御製 老松
お菓子はひょうたんの形をした葛焼きでした
10年前 お菓子に銘をつけて欲しいと老松にお願いしたそうです
すると10年はかかると・・・
今回 形と名前 しっかりしたレシピが決まり
最高のものが出来上がったようです
水差しの絵柄に 長刀鉾・月鉾・放下鉾・鶏鉾が描かれていました
★ 細見美術館
中村楼の前の建物で 立礼でした
先日NHKで1か月間TV放送の『一陽来福』に出演されていた
業躰先生もいらっしゃいました ヾ(〃^∇^)ノ
● 主菓子 葛焼き 御製 末富(葛焼きが あの奇麗な末富ブルーでした)
● 茶器 瑪瑙 切り出し 掘り出しでブルーがそれは美しい
石の塊から薄い茶碗を掘り出しているのですが どんな技術で出来るのか
細見美術館なので いたるところに美しいものが・・・
屏風絵には後祭りと神輿三基が描かれ
掛け軸は 狩野元信 描かれていない滝を見ている図で まるでそこに滝があるように感じられました
★一力亭
憧れの一力亭 中に入れると思った事も有りませんでした 嬉しさの極致です
ヾ(´Д`)ノ☆
ともかく表で写真をと思ったのに スマホが熱を持ちすぎて使い物にならず
。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
草履は下足番の方がおられました
待合に入ると 冷たいお茶をガラスのコップで出してくださいました
床の間には長刀鉾の扇が掛けられ 長刀鉾の屋根の精巧な模型が飾られていました
色々なものがありましたが 舞い上がりすぎて覚えておらず
席入りをすると
お話しに聞いていたようにお運びは祇園甲部の舞妓さんたちが…
お菓子を持ってきてくれたその時に 亭主から
舞妓さんは写しても良いそうです とお声がかかりました (((o(´∀`)o)))
その瞬間 ほぼ全員がスマホを取り出し
もう何が何やらてんやわんやです
私のスマホも冷えて使えるようになっていました ヾ(〃^∇^)ノ
まさか一力亭で写真が写せるなんて思ってもいなかったので
スマホを出すにも なかなかで 手が震えるし 舞妓さんはキビキビ動くし・・・
.+(〃ノωノ)゚.+°―!!
お菓子もお茶も運んでくれるのは舞妓さんですが
取りに来てくれるのは男性の方でした
色々と拝見もして 珍しい釜の蓋なども見せて頂いたのですが
舞い上がりすぎて 覚えているのは
● 主菓子 葛焼き 御製 虎屋 だけでした .+(〃ノωノ)゚.+°―!!
一力亭の入り口 内側から o(*^▽^*)o
時間切れで あと一つは入れませんでした
来年は表千家の当番ですし
再来年と言ってもお茶券が回ってくるかどうかわかりません
また行けると嬉しいな~
ご一緒してくださった先輩のKさん ありがとうございました
決して忘れることのできない一日になりました ヾ(〃^∇^)ノ