20231028 利休忌 表千家 in 聚光院

ほぼ毎月のように利休忌にお参りさせていただいています

聚光院での利休忌は三千家が交代で行うので

それぞれに違いがあり 

法要の後 ふるまってくださるお茶やお菓子もそれぞれのお好みがあり

興味深いです

 

私は裏千家なので 表千家武者小路千家のお家元が残された

掛け軸や茶杓などのお名前がなかなかピンとこず

難しいですが 味わい深いです

 

先生からは 会記の写真はもちろん メモすることもダメ‼

一期一会を楽しみなさいと言われていますが

そんなこと言われても覚えられなくて… 

茶杓とお菓子の銘だけはそっとメモしています

先生 ごめんなさい  。゚(゚^Д^゚)゚。

 

秋の空は本当に高いんですね~ 心地よい青空です (^-^*)♪♪ 

 

聚光院の前で待ち合わせ…

えっ !!(゚ロ゚屮)屮 なぜか門前で数十人並んでおられます

いつも早朝から大勢いらっしゃいますが どんどん中に入って行かれます

門前で並んでいるなんて・・・!!(゚ロ゚屮)屮 きっと何かあるに違いない!!

方丈前庭「百積の庭」

狩野永徳が下絵を描き千利休が作庭したと伝わっています

 

京都は伝わっています が多いので 時々コチンときます

したならした 違うならじゃあ誰が作ったのか 白黒つけたい私です (;Α´∀`)

苔庭に直線上に庭石を置いているのが特徴です

石組みの多いことから「百積の庭」といわれます

 

聚光院という名前は三好長慶法名

「聚光院殿前匠作眠室進近大禅定門」から採られたものです

通常は非公開寺院ですが 毎月28日の利休忌は

どなたがお参りに来られてもOKなのが嬉しいです ヾ(´Д`)ノ☆

 

★利休忌法要

お坊様が太鼓・鉦で読経される中 お家元の皆様がご焼香されます

30分ほどで法要が終わりますが その後一般の私たちにも

ご焼香をさせていただけます

 

● 笑嶺宗訢はいつもながら静かに座っておられました

● 釈迦如来 なかなか阿弥陀如来との見分け方が覚えられません

今度お参りした時に しっかり見てこよう  (;Α´∀`) 

手前の掛け軸は橋本雅邦筆の釈迦如来立像ですが 

最初見た時は達磨さんかと思いました 手が見えてたかしら ?(゜_。)?

 

釈迦如来は禅定印(ぜんじょういん)

阿弥陀如来は来迎印(来迎印)

 

● 三好長慶 中々スマートです

● 利休居士 何か考えておられます

 

こんな間近でおまいり出来てマジマジ見れて 

永徳や松栄の画を鑑賞出来て超幸せ ヾ(´Д`)ノ☆

 

閑隠席

 

今回は人数が多かったので閑隠席の手前のお部屋に入らせていただきました

茶会ではなく 法要に来てくださった方に茶をふるまうという形だそうです 

 

閑隠席の前に一列にお道具を置いて 業躰先生が説明してくださいました
● 軸  客ひとり 風炉も名残の 月見かな
江戸時代の中頃 表千家7代の如心斎(天然宗左)が 塗師の3代中村宗哲を招いてお茶をふるまった時の如心斎の句(Kさんの投稿を見せて頂いて追加)

● 棗 忘れてしまった 黒ではなくちょっと変わった色でした

● 黒楽茶碗 小ぶりなので手の中に納めると茶碗が無くなるような感じです

● 柿という銘の柿色の小さな茶碗 

栗 という銘の茶碗とセットで同じ箱にはいっているそうです

釜の説明や 掛け軸の説明も丁寧にしてくださいました

 

★滝の間

人数が多かったため 薄茶は千住博さんの描かれた滝の間で頂きました

 

待合の掛け軸 松世古誉れ色

茶杓 了々斎作  銘 東籬

菓子 嘯月  銘 丹波

茶 柳桜園  清友の白

香合 一閑 これが見たこともないような香合でした

多分一閑張で造られています 見ただけで軽そうです

ハートをさかさまにした形の箱で 唐子が魚を釣り上げたところが描かれています

唐子が西洋人ぽいです 釣り糸は赤 釣り上げたのは丸い形の魚

私は鯛かしらと感じましたが お隣の方が川魚の形みたいだと仰いました

 

 

 

閑隠席を露地から見たところです 躙り口が開いています

井戸は今でも水が湧いています

滑車が織部なのが見えますか 茶会の水は この井戸の水です

 

最後にお墓参りもしてきました

 

墓地の井戸も枯れずにお水があるのを見せて頂きました

今は面倒なのでつるべを使わず 裏手の蛇口から出しているそうです



 

帰り際 フワリと風が吹いて 不審庵 という文字が見えました

 

みんなでランチも頂きました

 

 

Kさん Rさん Yさん 

ご一緒させていただいてありがとうございました

今回もメチャクチャ楽しかったね~ 美味しかったね~

こんな時間が最高です  ヾ(´Д`)ノ☆