上徳寺は楽し過ぎ (((o(´∀`)o))) 京の冬の旅

「京の冬の旅」非公開文化財特別公開ですが
上徳寺は初公開 ┗|*`0´*|┛

今まで名前も知らないお寺でしたが

今年の大河の主人公 家康から最も信頼を受けた

阿茶局(あちゃのつぼね)』が開基です (@⌒ο⌒@)b

 

阿茶局は甲冑に身を包み 家康と共に戦場を駆け抜け

大坂冬の陣では豊臣方との交渉にあたりました

 

家康との間に子どもを授からなかった阿茶局が特別な待遇を受けていたのは

その能力が抜きんでていたからです

大坂冬の陣」で淀殿と和議のために協議したのが阿茶局です

 

家康が亡くなった後も出家せず秀忠の養育・後見を務めたのです

ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!

子授け安産の寺 とか 阿茶局墓所とかありますが

表札のお名前は『塩竈』さん お寺の山号は『塩竈山』

最初から代々続いてお寺を守っているのかしら !!(゚ロ゚屮)屮

 

塩竈山(えんそうざん)という山号

嵯峨天皇の皇子 源融が河原に庵をつくり池に海水を張り

塩竃の煙を愛でたというところからきています

実は地名も「本塩竈町」ですって  w|;゚ロ゚|w

 

塩竃はハンサムが愛でるのよね~ 

源融といい 業平様といい (@⌒ο⌒@)b

 

★本殿には ご本尊 家康・秀忠・阿茶局

本堂は永観堂の祖師堂を移築したものです ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!

 

そのうえ写真はすべてOK 有難いことです

 

本尊 阿弥陀如来像は 伝快慶作 ♪♪

昨年2022年 重文の答申を受け 現在文化庁へ出張されていました

パネルだけでも素敵です (((o(´∀`)o)))

 

★特徴その1 ・・・ 玉唇(ぎょくしん)

唇に朱が施された上に水晶が張られています(ツヤツヤくちびるです)

この表現は他には東博の木像菩薩立像と 京都・仏性寺の木像阿弥陀如来立像の二例のみ 

パネルですが なんとなく口元がピンクのような気もしてきます

★特徴その2 ・・・ 螺髪が1粒ずつ金属製の釘で留められている

(頭に山ほどの釘が刺さっているなんて恐ろしいね)

 

★特徴その3 ・・・ 来迎院を結ぶ手の上げ下ろしが「逆手」の印相

 

★特徴その4 ・・・ 衣が肩を両方ともに覆っている

これは鎌倉時代に見られるようになった「生身信仰」に元ずく表現

 

手前の天井は木の格天井ですが ご本尊のいらっしゃるお堂の上は

金色に輝く 折り上げ格天井になっていました (@⌒ο⌒@)b

 

ご本尊は出張中ですが 脇侍も美しく 向かって右の観音菩薩は蓮台を持ち 

向かって左の勢至菩薩は合掌していました

ご本尊がお帰りになれば 三人そろって超近くでおまいりしたいです ヾ(´Д`)ノ☆

 

家康 ↑↑↑

 

阿茶局 ↑↑↑

家康も秀忠も繧繝縁のついた畳なのに 阿茶局は違います

身分の差がこんなところに表れるのね !!w(゚o゚*)w

 

秀忠 ↑↑↑

 

家康も秀忠も もみあげから頬にかけてお鬚だったのね

こういうのっって 奴さんのお鬚を思い出します

( ◎´艸`)

涅槃図の中では 大好きな迦陵頻伽と鳳凰が並んでいるところがルンルンでした

 

★客殿には 丸山応挙の掛け軸 丸山派の襖絵 枯山水庭園

書院造の客殿は貴族の邸から移築されたと伝わります

 

床の間には丸山応挙の絵が



桜の間と楓の間がありましたが

もし色が奇麗に残っていたなら・・・と思える桜の枝ぶりが襖のあちこちに描かれていました 私はこの画が一番好き (@⌒ο⌒@)b

 

客殿の前のお庭は枯山水庭園になっています

 

客殿の入り口に額がありました

ご住職が仰るには 修理の時に軒瓦を下ろした時に写したものです とのお話し

軒瓦って・・・ 今でも見れますよ え~~~ どこ???

 

本堂の屋根の軒瓦 ↓↓↓ ここです

表側に 塩・竈・山  裏側に 上・徳・寺

これを見つけたのが嬉しくって Kさんと舞い上がってしまいました

今や竈という漢字は子供でも書けるようになっていますが 難しいね~

 

★世継地蔵

「世継地蔵」は「子授け祈願・安産祈願」の信仰を集める像高約2mの石像です

火事にあったことがあるようで 一部損傷していましたが 大切にされていることがひしひしと伝わりました

 

横から拝見すると思っていたお姿とは全く違っていました

 

子のなきものには子を授け 子孫相続しその家の血縁絶えやらず

幸福薄きものには福を福をあたうべし

各地からの参拝が絶えないそうです ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!


このあと 阿茶局のお墓におまいりし

古物商の方のお墓のマークなどを見つけ ここでも盛り上がってしまった

Kさん ご一緒させていただいてありがとうございました

朝の後七日御修法から引き続いて メッチャ楽しかったね~

ご住職とお話しが出来たことが大きかったかも

これからも宜しくお願いします (((o(´∀`)o)))

 

 

★如月さんへ

古物商をされていた 遠藤九右衛門のマークです

屋号のようなものでしょうか 

どの石にも側面(向かって右側)についていました