千本ゑんま堂 大念仏狂言 (((o(´∀`)o)))

京都には三大念仏狂言があります

引接寺〈千本ゑんま堂〉・壬生寺清凉寺〈嵯峨釈迦堂〉

 

一番古くから伝わっているのが引接寺〈千本ゑんま堂〉です

寛仁年間(1017~1020年)に定覚(じょうかく)が始めました

寛仁年間と言ってもピンときませんが 今大河ドラマでやっている道長の時代です

彰子の産んだ後一条天皇が即位したのが1016年なのでドラマにも出てくると良いな~

 

壬生寺清凉寺鎌倉時代に円覚上人が始めました

 

市バスに乗って千本鞍馬口到着 ε=ε=ε=((((o^ー^)o

入ってすぐ 境内の右側にはお盆の時に撞く迎え鐘が♪♪

 

まずは ご本尊のゑんま様にご挨拶 (^-^*)/ 来たよ~

開基は小野篁 さすがはゑんま庁にお勤めしていただけありますね

最初のご本尊は小野篁自らが閻魔法王の姿を刻んで祠を建立して祀った

WIKIにありました

 

現在のご本尊のゑんま様は定勢により応仁の乱後に作られました

 

ご挨拶してから運試しのチャレンジです (σ≧∀≦)σ

 

お賽銭箱の上 天井近くにある萬倍碗に入れば御利益も萬倍  w|;゚ロ゚|w

フフフ 2回やってみましたが見事に大外れ 難しいです

 

まだ30分も前なのに 席はいっぱいでした

一番後ろから立ち見です

ゑんま堂の狂言は 他と違って台詞があるのでとってもわかりやすくて

面白いんです

演者は保存会の皆様で なんと小さい子供もいて 

親子かしら…お名前が同じ方も  ヾ(´Д`)ノ☆

なんと7演目もあります

 

★えんま庁 これだけは無言でした 必ず最初に演じられます

出演者は 閻魔法王と記録係 鬼 亡者です

 

鬼は亡者を色々といじめて喜びます (動作のパターンが面白い)

亡者が巻物を取り出すと不思議な力が発揮されて鬼もかないません

そこで鬼は 亡者から無理矢理に巻物を取り上げ 帳付に差し出します

 

帳付は 内容を読んで亡者が善人であることを知り報告します

閻魔大王は亡者を解放して

鬼を懲らしめ亡者に番をする様に言いつけました


閻魔法王や帳付が居なくなると また亡者をいじめようとしますが

やはり巻物の力には叶いません
最後は鬼が亡者を背負って極楽へと案内して行きます

 

★靭猿

このお猿さんはとっても小さかったんです 小学生かしら もっと小さいかも

熱演でした  (@⌒ο⌒@)b

 

★舌切雀

ご存じ 舌切雀

多分小さな女の子は初舞台かも 

ちょっと大きな子供たちが 一緒に演技が出来るように導いていました

こうやって保存会が続いていくのね ヾ(´Д`)ノ☆

おばあさんのお太鼓帯が前で結ばれています
調べると 京都では大正頃までは こんな風習があったようです

壬生狂言で初めて見た時は驚きました
https://www.iz2.or.jp/fukushoku/f_disp.php?page_no=0000160

 

★牡丹獅子

頭・尾、二人により演じられるこの獅子役は

危険で 体力・技能共に大変難しく永年の経験・勘を必要とします

この太郎冠者役も大役で 過去に一度でも獅子役を経験したものでないと

踊り・振りを演ずることができないと言われています
芸だけでなく 高度の運動能力も必要なゑんま堂狂言です

と 説明書きがありました

 

イヤマジ凄かったです 早いので上手に写せませんが 

しっかり記憶に焼き付きました

 

途中で席が空いたので 運よく前の方で見ることが出来ました ヽ(。´Д`。)ノ 

 

13時から始まってほぼ4時間 

保存会の皆様 ありがとうございました

堪能できました 楽しかったわ~ 

暑かったので ペットボトルが空になりました

 

 

紫式部 供養塔(重要文化財

 

源氏物語というのは架空の物語です(架空・つまり嘘をついている)

その上に好色を描きすぎて式部は地獄へ落ちたという話が

「源氏供養」という能の演目の一つにあります

地獄に落ちた式部を助け出すために 篁は六道珍皇寺に向かい

冥土通いの井戸から地獄へ降りて行きます 

そして閻魔大王に彼女を地獄から出してくれるようお願いしたという内容です

 

そんないきさつからか 小野篁開基のこのゑんま堂に

紫式部の供養塔があるのでしょうか

こんな紫式部像っていつ出来たのかしら 初めて見た気がします

 

 

大型連休 何処か一つくらい行って見たくなり

ゑんま堂で楽しみました 

京都っていつでも遊べることろがいっぱいで有難いです (@⌒ο⌒@)b

大念仏狂言保存会の皆様 ありがとうございました

ヾ(´Д`)ノ☆