60年に一度 ヾ(〃^∇^)ノ 嵯峨天皇の般若心経

大覚寺は嵯峨にある超有名なお寺ですが
実は嵯峨天皇が書かれた般若心経が勅封として奉安され
なんと今年が丁度1200年に当たるんです 


60年に1度だけ開封されるというラッキーな機会です
10月1日のニュースで 扉の封を切るところが映ってたよね
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)ウンウン


Tさんに 行こう行こうよ!! バスの定期を有効利用しようよ・・・
ε=ε=ε=((((o^ー^)o ブ-ン!!

★ 平成30年「勅封般若心経戊戌開封法会」----------


1200年前の平安時代、都で大飢饉による疫病が流行りました。
時の帝であられた嵯峨天皇さまは、弘法大師さまのお勧めにより、
御写経をなされました


嵯峨天皇が紺紙に金泥で
『 一字三礼 』の誠を尽くして般若心経を書写されると、
勅封(封印)として奉安し、国民の安泰を心から願われました。


すると疫病はたちまちに治まり、大いなる功徳を得られました。


奉安された年が
弘仁九年(818)の戊戌(つちのえ・いぬ、ぼじゅつ)の年であったことから
干支が一巡して戊戌が巡り来る60年ごとに勅使によって
その御写経(勅封心経)をご開封し、
天下泰平をお祈りすることが伝統儀式であり、「戊戌開封法会」の由来です。


特に今回は20回目の戊戌という吉祥なる勝縁を迎えたのです

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戊戌開封法会期間中は、出口を別所に設け、一方通行になっているので
まず最初に勅封心経殿に進みます



長い廊下を渡っている間に薬師如来様のご真言を声を出して練習します
オン コロコロ センダリマトウギソワカ (^-^*)♪♪


そして、お坊様が皆の掌に清め香を少しずつくださいます
塗香のさわやかな香りが掌だけでなく、全身を包んでくれる気がします
o(*^▽^*)o


触るわけではなく、見せていただくだけなのに
こんなに丁寧な扱いをされるとは、いかに大切なものかというのが
ヒシヒシと伝わります



写真はトラベルMAR-KERのサイトより
設計は昭和初期を代表する住宅建築家 藤井厚二


勅封心経殿の中に入ると
真ん中に薬師如来様 左手に薬壺を持っていらっしゃいました
その前に写経を入れたあっただろう立派な櫃があり
一番手前のガラスケース越しに 嵯峨天皇のかかれた般若心経がみれるのです


1200年も前の文字を直接目にできるというのは感動です
紺色の紙に金色の文字で書かれてありました
とても薄くなっている所と
今でもはっきりと文字が読めるところとありました (^-^*)/
美しいまま、残されているのは
よほど大切にされていたのでしょうね


一人のお坊様が専属で、すっとご真言を唱えておられます
私たちもご真言を唱えながら拝見させていただきました
ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪


感動冷めやらず勅封心経殿を出ると、写真がOKになります

このあと、順路は宝物殿へ
そこには、今見てきたばかりの嵯峨天皇の写経の複製が
とてもきれいな姿で展示されてありました


嵯峨天皇といえば三筆と言われ
日本の書道史上の能書のうちで最も優れた3人
空海嵯峨天皇橘逸勢)のうちの一人です ┗|*`0´*|┛



復元模写をじっくり見ていても
一文字一文字がとても美しく・・・・・・ ん???
一文字じゃあなく一行で見てみると 全体の縦の軸がブレているよ ?(゜_。)?
と気づき、ハッと思い出しました


嵯峨天皇は写経をされたときに『 一字三礼 』だけど
この礼というのは、最も礼儀をつくした礼 五体投地ですと
以前に教えていただきました
五体投地というのは、両肘、両膝、頭を地面につけるのです  w|;゚ロ゚|w
一文字ごとにそれを3度するのですから、
前の文字と次の文字のつながりが悪くて当たり前


改めて嵯峨天皇が日本の国を良くしたいと願っていた
お心持がわかる気がして、感動を覚えました ヾ(*≧∇≦)〃


レプリカが置いてあるお部屋には 嵯峨天皇だけでなく
後光厳天皇後花園天皇後奈良天皇正親町天皇さま、光格天皇
勅封般若心経も見ることができました
昔の人って滑らかな文字が書けるのねと改めて自分の文字を情けなく思ったり…
現代の皇室の方々やら、なんと京都検定でよく出てくる
田邊朔郎の般若心経までありました ヾ(〃^∇^)ノ



もうちょっと膝を落として写せばよかったな^^;


★大沢の池


大覚寺のお庭にあるのは かの有名な大沢の池です
ともかく大きいのです


この龍頭鷁首船でお抹茶を頂けるはずだったのに
台風のため、それも中止になってしまい
泉仙のお弁当も売り切れ ナンタルチーア.+(〃ノωノ)゚.+°―!!





ゆばまんは中がとろりと とってもジューシーで大成功
みたらし団子は (;Α´∀`)


★名古曽滝跡

これは 入口の石碑で名古曽滝跡ではありません


残念ながら台風被害のため 近くまですら行くことができませんでした
w( ▼o▼ )w
名古曽滝は、離宮嵯峨院の滝殿庭園に設けられたもので、「今昔物語」では百済河成が作庭したものと伝える。水は早くから枯れ、石組みだけが残った。
大正11年国定指定名称に指定され、平成6年からの発掘調査で中世の遺水が発見され、平成11年に復元が完了した


滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
     名こそ流れて なほ聞こえけれ
        大納言公任(百人一首 55番)


たきのおとは と詠むのか たきのねは・・・ どっちかしら ?(゜_。)?


★大柴灯護摩祈願法会


心経宝塔前に結界を張り 桧葉が積まれています
結界は正方形で四隅には御幣がつけられていますが其々御幣の色が違います

四隅には白・黒・青・赤
結界から出ているが近くの木に黄色の御幣


う〜〜〜ん と考えて  あっ ヾ(≧∇≦*)〃 四神だ!!
白虎・玄武・青龍・朱雀じゃないかしら
でも黄色は・・・・・・ と声にだちゃってたら
山伏さんが 『 鬼門 』ですと教えてくれました




山伏の皆さんが結界に入りました

赤い衣の方が一番くらいの高い人のようです
一人だけ 傘をさしてもらってるものね


お経を唱えた後
マサカリで四方を切るようなしぐさをします

わー こっちにも来た



次は四方に矢を射ます



上を向けて射るので、空高く弧を描いて落ちてきます

わ〜 ギリ 写ってた かすかに見えるかしら

お目当ての人は 走って取りに行くようです
良い厄除けのお守りになるんでしょうね


四隅の後は黄色の木に向かって矢を射 そして
中央に積んである桧葉に向かって矢を射ました


桧葉に向かってほら貝を吹き

呪文のようなものを唱え

火をつけます


私とTさんが あんなに青々とした葉っぱやったら燃えにくいんと違うの?
と漫才のような事を言い合っていると
結界の中にいる山伏さんが教えてくださいました


もしもし 昔のおじょうさん 護摩というものは火ではなくて
最初の煙が大切だから、生木の桧葉なんですよ
煙がモクモクとあがるでしょう 
それを天に昇っていく龍に見立てるんですよ 
   ヽ(。´Д`。)ノ へ〜 そうだったのかと納得♪♪



護摩木の準備かしら???


全員で錫杖を打ち鳴らしながらお経を唱えます

立派な方は傘の下で扇がれながらお経を唱えます


火が大きくなってきました


こういう儀式って 引き込まれるような麻薬のような効果があるよね


護摩木がドンドン投げ込まれます


★嵯峨の『 たまごや 』



フフフ 大覚寺に来たというよりも一番の目的はここかもしれません
「たまごかけごはん」と「赤にぬき」と「ぷりん」ください
350円 100円 250円 です パチ☆"(p´Д`q)""(´pq`)"☆パチパチッ



こんな風に今日も交通費0円のバス定期有効利用旅を楽しみました



楽しかったね 美味しかったね Tさん いつもありがとーね
 ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃