金地院 感動ヾ(´Д`)ノ☆

金地院は禅宗のお寺で 小堀遠州が作ったお庭と 

長谷川等伯猿猴捉月図えんこうそくげつず)が有名です

ここも初めて行ってみましたが、驚きと感動の連続でした

ほんとに知らないことばかりだな~ (;Α´∀`)

 

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金地院は南禅寺派の禅寺です

小堀遠州作の『鶴亀の庭』は国の特別名勝  これくらいしか知らなかったんですが

 

 

★ 金地院は慶長10年(1605年)、徳川家康の信任が篤く江戸幕府の幕政に参与して

「黒衣の宰相」と呼ばれた崇伝(以心崇伝、金地院崇伝)によって
鷹峯から現在地に移されました


崇伝は江戸幕府の法律外交を担っていました 
崇伝の言葉ってキット絶対なのね  w|;゚ロ゚|w

 

★ 駿府城内には駿府金地院が、江戸城内北ノ丸には江戸金地院が開かれ、
えっ!! 金地院は京都だけでなく駿府と江戸にもあって崇伝の活動拠点となったんだ
つまり 崇伝は家康にぴったり寄り添っていたのね !!(゚ロ゚屮)屮

 

★ 僧録司が置かれ一塔頭寺院に留まらず 江戸時代を通じて五山十刹以下全ての住職の任命権を持つ事実上の最高機関とされたのです
僧録(そうろく)というのは、僧侶の登録・住持の任免などの人事を統括した役職 

つまり人事権を一手に握っていたんです

それまで相国寺塔頭鹿苑院院主(金閣寺)が務めていた僧録職は
以後、幕末まで金地院住持が務めることとなり、五山十刹以下の禅寺を統括する最高機関となりました

ビックリポンです そんな力を持ったお寺だったなんて・・・!!w(゚o゚*)w


★また10万石の格式を持ち寺大名とも呼ばれた。

 

★家康の遺言による3つの東照宮のうちの一つがあり幕府による増改築が度々される。


★京都三名席の茶室 『八窓席』 があります

 

前置きが長すぎましたが、そんな小難しいことではなくって

心から感動できるお寺です 

お寺という感じとはちょっと違いますが 気持ちが喜ぶような作りです

 

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初めてだったので迷ってしまい グーグルさんに手伝ってもらってたどり着きました

 

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屋根 ゆがんでるやん  。゚(゚^Д^゚)゚。

 

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明智門をくぐり

お庭に一歩足を踏み入れた途端に 引き込まれてしまいました

こんな感覚は 松尾大社のお庭以来 人生で二度目です o(*^▽^*)o

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写真では説明しきれません 眼にはもっと広範囲に映るんですもの

でも、ここが素敵

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左側の樹々のトンネルの奥に 小さな滝があるなんて・・・(((o(´∀`)o)))

 

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池の周りを右回りに奥に進むと 東照宮があります

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装飾的すぎない 幾何学のリズムが素敵ね~ 手水鉢の石の色も奇麗

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石の鳥居の先が東照宮です

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入り口側  立体的で素晴らしい 鳳凰が下から東照宮をのぞき込んでいるのかしら

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潜り抜けると 内側はこんな感じ 一枚の表裏が違う彫刻になっていました

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屋根には葵の御紋が大集合 (^-^*)/

 

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横から見るとよくわかりますが 権現造です 黄色いところが石の間ね

権現造(別名、八棟造、堂社造)は、石の間造ともよばれ、

まず左右に長い本殿を置き、その前に拝殿を配し、その間を「石の間」で繋いだもので、上から見ると「エ」の字の型になります

江戸時代に徳川氏関係(東照大権現)に多く用いられたため、権現造と呼びます

(゚д゚)(。_。)ウン!

これで 権現造りも覚えれたね~

 

通り過ぎてはダメダメ  中が凄いんです!!(゚ロ゚屮)屮  もの凄いんです!!(゚ロ゚屮)屮

ジャーン

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天井の龍は狩野探幽の筆による「鳴龍」キャー ヾ(´Д`)ノ☆ 

思い切り首を突っ込んでみました 

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欄間には土佐光起画・青蓮院宮尊純法親王の書になる「三十六歌仙」額

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遠いので 見えにくいですが・・・

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獅子でしょうか なんか可愛い o(*^▽^*)o

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こんな風になっていると かえって躓きにくいね

石段を下ると開山堂がありました

 

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奥にいらっしゃるのが 以心崇伝ね

後水尾天皇の勅額を掲げているそうです。帰ってから知りました。゚(゚^Д^゚)゚。

 

さあ、本堂からお庭を拝見しましょう

小堀遠州の『鶴亀の庭』

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崇伝が徳川家光のために作らせ、作庭には小堀遠州が当たりました

遠州作と伝えられる庭は二条城はじめたくさんありますが、遠州作という資料が残っている唯一の庭です !!(゚ロ゚屮)屮

 

崇伝は家康、秀忠、家光と徳川三代に仕えました

そして家光が京都に上洛するとき・・・

あれですね 二条城に後水尾天皇がやってくるとき 

つまり 家光の妹 江の娘 和子さま 後の東福門院との婚礼の時やね~

 

崇伝は家光を金地院に迎えたく、そのためにこのお庭を作ったんですって

残念ながら、家光が来たかどうかは資料には残っていないようです

 

だから、普通のお寺の庭とはちょっと違います

お祝いムード、喜びムードのお庭です

 

通常は真ん中に三尊石がありますが、その代わりに、後ろに控える東照宮をあがめる

遥拝石があります

 

そして、落葉樹は混ざっていません

いつ 将軍が来てくださったとしても、常に緑の葉をつけている

栄え続けているお庭を目指しているんです ヾ(〃^∇^)ノ

 

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向かって左は亀石です

亀山に生える樹は樹齢500年程だそうで 枯れたように見える部分もありますが

それがかえって迫力を増していますね 初代の樹のままですって

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そして 鶴石

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左に伸びるのが鶴の首 真ん中には鶴の抱いている卵がたくさん・・・

これは 徳川家が代々続いて繁栄する という願いを込めているんですって

 

実は この鶴石は 本堂の3つのお部屋のなかの 上段の間がある真ん前にあるんです

そして 鶴山にある まっすぐに立っている松 気持ちいいですね~

この松は三代目です

上段の間に家光が座って、鶴石を眺めている姿をみたいと崇伝は望んだのでしょう

 

このお庭が完成する一年前に崇伝は亡くなりました

家光が来てくれていたら嬉しいな~

 

★本殿(大方丈)

大方丈の襖絵は狩野探幽です 二条城とは違い 優しい絵が多いのですが

家光が座るであろう上段の間の背後には 

二条城の大広間と同じように 手前に向かって枝を伸ばす松の木が描かれていました

 

 

猿猴捉月図〈長谷川等伯筆〉えんこうそくげつず

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水の上に映った月を取ろうとするサル

輪郭線は一切描かれていません 優しくてかわいいおサルさん

 

欲をおこして前後をわきまえず、無謀な行動をとって大失敗すること。

身のほど知らずが、その結果身を滅ぼすことのたとえですが

そんな風に言っては可哀そうになってしまうほど可愛らしいおサルさんです

(人´∀`*).。:*+゜

 

 

★八窓席

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八窓席というからには・・・ いやいや 窓は6つでした

 

八窓席と背中合わせに 水屋の間があり、そこにも床があるのですが

なんと、床の面積を共有しているのです

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分かりますか? 真ん中に 10cmほどの薄っぺらい床があるのが !!(゚ロ゚屮)屮

 

その分、向こう側の八窓席の床の奥行が狭くなっているんです ( ◎´艸`)

 

狭いながらも、狭さを感じさせないような工夫が・・・

床の上部に板を挟み、影を作ることで奥行を感じさせる

壁の奥に 角を作らず丸く仕上げることで 奥行を感じさせる(利休の待庵 と同じね)

 

この小さいほうの床の間 水屋の間ですが いたく気に入りました

ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃

 

 

 

 

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 甘露寺蜜璃ちゃんのラベルなので買ってしまった 美味しかったので良かった

帰りに ノムラテーラーに寄ったら 禰豆子ちゃんもいました

 

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 グログランリボンを買って 帽子のリボンを巻きなおしました

一回目はボンドで付けたら、ノリ跡がバレバレだったので

ちゃんと縫い直しました (;Α´∀`) 

マスク焼けしそうで 好きではない帽子をかぶっています

 

晴れている間に行ってみようとお出かけしましたが

思いっきり感動できた一日でした ヾ(´Д`)ノ☆