鉾建てのロープが… w|;゚ロ゚|w 鶏鉾

京都は祇園祭でにぎわっています
10日〜12日は各鉾町で鉾建てです


◎最初は長刀から〜

最大の鉾は12トンにもなるそうですが
釘は使わずに、はめ込みと藁縄だけで組上げるんです

一人でグルグルするんじゃなくって
あっち側とこっち側でペアーになり、縄を渡し合います
縄は2本(最初から縄の真ん中でつなぐので2本のようになります)
しっかりと力を入れて締めながら巻いていきます


力を入れるだけじゃあなくって
角っこが隙間なくギュッとなるように
出来上がりがなめらかになるように
ボコンとしたところは木槌でたたきます

トントントン


縄は同じ場所を二重に巻くようです
一回全部巻き終わってから、
もう一度同じ場所をまいていました


木は何処に使うものか記入されているんだけれど
消えないように、彫った上に墨がいれてあります


◎鶏鉾
鶏鉾はその日のうちに鉾建てまで頑張りますヾ(´Д`)ノ☆
お昼には土台はすでに組み立てられていました


わー、真木に付けるサカキです
鉾と同じようにグルグル巻きになっていきます


町衆は既に真木に取り掛かっています

真木は1本の長い木ではなくって継ぎ足しです

縄は東から西に巻いていくそうです


真木を土台に取り付けるために、いったん土台を寝かせます
室町通りの南北の一区画を端から端まで全部使って
南北両方に巻き上げ機をつけて縄を引っ張るのです
ピンと張った状態で、一方は引き、一方が緩めるんです


持ち上がったと思った瞬間・・・  ブチッ
ロープが切れました w( ▼o▼ )w w( ▼o▼ )w


でも大丈夫、もう一本のロープが持ちこたえていました
少ししか持ち上がってなくってよかった
少しずつおろして着地
どなたもけがも何もありませんでした o(*^▽^*)oヨカッタヨカッタ


今度は驚くほど太いロープに変更

二本の太さの違いが分かりますか?





さあ、もう一度やり直し

南北両方にロープがピーン





上手く着地できました よかった〜(@⌒ο⌒@)b
さあ、次は真木です
サカキを取り付け

藁で飾りをつけて


竹で太くした下にも、グルグルに縄が巻かれています


一番てっぺんはこれ! 鶏の卵かな?

次に屋根

その下にはかごに入った鶏
阿吽になっているのかしらΨ(゚∀゚)Ψ


一番てっぺんから写したらこんな感じ〜


さあ、真木を土台にくっつけますよ ┗|*`0´*|┛ヤルゾ



反対側から見たら、
こんな風に中央の木の穴にしっかりと収まっています


これで終わりかと思ったら、まだまだでした
そうよね〜 こんな長い木がたった一か所だけで
ぐらつかないわけがないわ (゚д゚)(。_。)ウン!
四隅につっかえ棒をかまします


口を大きく開けて上の方を見ていると
町衆から声をかけられた
「お嬢さん・・・」じゃあないけれど^^;
「よろしかったら、これをサカキに付けませんか?」
うわ〜 めちゃくちゃラッキー ヾ(●⌒∇⌒●)ノ
紙垂を頂きました


ここならあとから見ても自分のが分かるかな〜( ◎´艸`)



さあ、真木の回りの4本のつっかいぼうにも縄が綺麗に巻かれました
準備完了だよ


さあ、両側のロープに緊張が走ります


倒すときは南が引っ張ったけど
建てるときは北が引っ張るよ〜
わぁー 歓声とともに南側の真木が地面から離れた〜ヾ(〃^∇^)ノ





45度まで来たら、あと少しよね 慎重に慎重に

日暮れになってきました



もうちょっと!!


鉾町の道路には一年中鉾の建つ位置には印がついているのです

わ〜!!!とどよめきとともに大きな拍手
まるまる一日かかった鉾が建ちました ヾ(´Д`)ノ☆ヤッタネ



一日中鉾建てを眺めていたのは初めて
大変な作業をよくぞ一日で成し遂げられました
鉾町の町衆に拍手〜〜 
今日も楽しかったわ ありがとう
パチ☆"(p´Д`q)""(´pq`)"☆パチパチッ