イノシシの上に鎮座されている摩利支尊天は普段は非公開の仏様ですが
今年はイノシシ年なので1月の間だけ特別に公開されるというので
建仁寺塔頭の禅居庵へ ε=ε=ε=((((o^ー^)o ブ-ン!!
一月中旬にも関わらず穏やかな日です 四条大橋を C= C= C= ┌(^v^)┘テクテク
摩利支天の語源はサンスクリット語で、陽炎を意味するMarici(マリーチ)の音を漢字に写したものです。またそのルーツは威光、陽炎が神格化した古代インドの女神マーリーチで創造神プラフマー(梵天)の子と言われています
陽炎には実体が無いので、捕らえられて傷つけられることが無い。害されることが無いところから戦国武将の間にこの摩利支天信仰が広がったようです
幟がたくさん建っていて特別感があります ワクワク
早速 駒猪がお出迎えしてくれました
手水舎も勿論シノシシ щ(`∀´)ш
さあ お参りしましょう
今気が付いたけど、こんなところにもイノシシがいたわ
さあ、中に入らせて頂いてお参りしました
私は 『今日も元気です ありがとうございます m(≧∇≦)m 』
お友達のTさんは 『今年も楽しいことがいっぱいありますように Ψ(゚∀゚)Ψ 』
友達ってやっぱり似ているね
お堂の中は薄暗くって奥行きがあります
天井にも絵が描かれているようですが、黒ずんでいるためか暗いためか
マックロケとしかわからず ・゚・(ノД`;)・゚・
摩利支尊天も確かに御開帳されていますが、扉が開いているのはわかりますが
その中のご本尊は あるな~…としかわからず 。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。 あかんやん
禅居庵のサイトにあるお前立の写真です
7頭のイノシシの上にいらっしゃる摩利支天さまは三面六臂なんですが
一面は菩薩の相 もう一面は童女の相 向かって左のお顔はイノシシに見えます
六臂にはそれぞれ持ち物があり、弓・箭・針・線・鉤・羅索・金剛杵などの武器です
針や線は害するものの口と目を縫い合わせ害を加えないようにするためですって
その発想に驚きました !!(゚ロ゚屮)屮
確かに口を閉ざさせたり睨めなくさせるだけで、弓矢以上の効果がある気もします
おみくじもかわいらしいイノシシでした
どうしてこんなに可愛いイノシシ君を家に連れて帰らないのかしら ?(゜_。)?
建仁寺の境内には 早くも梅が開いていました
霊源院も特別公開でした 新聞にも
霊源院で出家した戦国大名・今川義元の生誕500年を記念し、義元筆の書状…
とあったので楽しみでした
今川義元だけでなく 千利休 細川幽斎などいろいろな方の書状があったのですが
織田信長の文字の美しいこと ♪d(´▽`)b♪
字ずもりが見事なんです 濃い薄い 太い細い 字というだけでなく絵として美しい
天下布武の朱印も押してありましたが 惚れ惚れしました
肖像彫刻の傑作の一つ 重要文化財の「中巌円月坐像」という一木造りの像があり
それも素晴らしかったのですが、その体内仏として出てきたのが
なんと、運慶の息子 湛慶作のこれ 体内仏なのに大きいです 30センチ程?
美しいけれどもそうじゃなくって、向かって右の手に乗せている球を見て!!
水晶の玉の中に四角い台のようなものが見えるでしょ
その台の上に茶色くなっている めっちゃ小さい仏舎利が ヾ(´Д`)ノ☆
肉眼で点くらいの大きさです これは本物よ きっと と思うとテンションマックス
なんと最澄が唐から持ち帰った仏舎利ですって ヾ(仰゚Д゚)ノスゴッ!!!
建仁寺の開祖は栄西と言い、お茶の種を唐から持ち帰りました
日本初の茶の専門書「喫茶養生記」を著し お茶の効能を説いたうえ
深酒の癖のある将軍源実朝に、良薬としてお茶とその本を献上したそうです
また、中国からやってきた林浄因によって 饅頭ももたらされました
林浄因は宋の高名な文人林和靖の子孫で1349年に中国留学から帰朝した禅僧竜山徳見に伴われて来日 塩瀬姓を名のって奈良に住みまんじゅうを製して業としました
今は東京にお店があるそうです
で、お茶席がありました
塩芳軒(塩芳軒)は林浄因ゆかりの京都にあるお店です
今回のお茶会に際し、木型から制作されたそうです
くるくるとしたロール状のお菓子は 『ふのやき』
これは復元菓子で薮内家好みです
小麦粉と米粉で作るクレープ状の生地に、白味噌・くるみ・山椒・芥子などを合わせた雅趣あふれる味噌を塗り、葉巻状に巻きあげたしっとりと滋味深い「ふのやき」です
柔らかくて優しい味で美味しくいただきました o(*^▽^*)o
利休好みでもあるようです
なんとお茶碗は堂本印象でとてもカラフルなものでした
飾り棚には鮮やかな色のお道具類がありました 教えていただいたけれど忘れました
古九谷だったか??? 絵ではかけるんだけどな~
両足院拝観は16時30分までだけど 受け付けは16時
今は15時57分 走れ~~~ ε=ε=ε=ε=ヾ(≧ω≦)ノ
なので 入口の写真はありません 。゚(゚^Д^゚)゚。
こちらには素晴らしい絵がたくさんありました
長谷川等伯筆「水辺童子図」 等伯が描く子供はどうしても見る気持ちが涙してしまいます
如拙筆と伝わる、孔子・釈迦・老子が寄り添う姿を描いた「三教図」
小さな画でしたが 迫力がありました 如拙って退蔵院の瓢鮎図の方ですよね
大好きな若冲の「雪梅雄鶏図」は2月からの展示 残念ね~
お庭も素敵でした 池泉庭園の鶴亀の庭がありました
亀山です カメの頭がよくわかりますね
こちらは鶴が羽を広げているところだそうですが 上から見ないとわからないよね^^;
此処のことかしら? お茶室の「水月亭」や「臨地亭」もあるようですが
時間切れです 残念無念 .+(〃ノωノ)゚.+°―!!
★味ふくしま
祇園のお茶屋【福嶋】がはじめた割烹が【味ふくしま】です
若いイケメン料理人の上 オープン後、一年半でミシュランガイドで1つ星を獲得されました 以降 星を獲得し続けています
Tさんともう一人のTさんとの3人でお昼ご飯を頂きました
廊下には舞扇
お部屋は お正月らしい初日の出の掛け軸で清々しい気持ちです
カンパーイ みんな好きなものが違って良いでしょ 遠慮なんてしないのが仲良い証拠
●先付け 雲子豆腐の揚げ出し
●お吸い物 1月なのでもちろん京都の白味噌のお雑煮です お椀の蓋は金色で寿の文字
緑の葉の先っちょに実がついてるよ スズシロだと思いますがどっちでしょ?(゜_。)?
●向付 ヨコワのたたき
●煮物 大根のカニあんかけ
●お凌ぎ 穴子の飯蒸し
●お弁当 お節料理 本当に参考になります ヾ(´Д`)ノ☆
こはんには スライスされたクワイがたっぷり入っていました
黒豆 だし巻き卵 鰆の幽庵焼き 金柑の甘煮 モロコ 柿なます りゅうひ巻 野菜のミルフィーユ ゴマメ お漬物 昆布の佃煮 ナンテンをあしらう
●水物 イチゴとおみかん
お土産はTさんに教えていただいた お漬物寿司
今日も大大満足の一日でした
ご一緒してくださったTさんTさん ありがとうございました またね~ ヾ(´Д`)ノ☆