大徳寺の聚光院 永徳だ~ヾ(´Д`)ノ☆

今日は東にある総門から入りました ヽ(。´Д`。)ノ 青空が奇麗です

大徳寺は有名な塔頭が多いのですが

そのなかでも聚光院は超有名な一つではないでしょうか

 

松栄・永徳父子が描いたたくさんの襖絵は国宝となっているために

普段は京都国立博物館で保管されていますが

利休生誕500年ということで レプリカではなく

全ての襖に本物が戻されての公開です (((o(´∀`)o)))

仲良しのTさんが早くから並んでくれました

なんと1番2番です 嬉しい~ (@⌒ο⌒@)b

 

★聚光院

永禄9年 戦国武将の三好義継が父、長慶の菩提を弔うために

大徳寺第107世住職、笑嶺宗訢和尚を開祖として創建しました

 

三好長慶は13代将軍・足利義輝を都から追い出す下克上を果たし

時代を戦国に突入させた方です

写真は 英雄たちの選択

「激突!三好長慶vs.足利将軍 〜室町幕府“終わりの始まり”〜」より

 

長慶の子供の三好義継は

『永禄の変』で時の将軍・足利義輝を殺害したことでも有名よね w( ▼o▼ )w

 

後に笑嶺和尚に参禅していた千利休が聚光院を自らの菩提所としたことから

表千家裏千家武者小路千家三千家の代々の墓所となっています

 

★方丈前庭「百積の庭」(国指定名勝)

狩野永徳が下絵を描き千利休が作庭したと伝わる方丈前の庭です

中央に掛けられた石橋を中心に東西両面に石組がなされていますが

これは本堂室中の襖絵「花鳥図」と相対する関係にあると言われています

 

>中央に掛けられた石橋

他のお庭でもこの作り方が共通だって ようやくわかりました

 

この庭は狩野永徳が下絵を描き 千利休が整えたと言われています

当日のパンフレットより

 

一番西側には千利休お手植えと伝わる沙羅の樹があります

右側の白い木ですが今は4代目になっています

真ん中の大きな木はなくなっていました

 

このお庭と向かい合っているのが本堂です

 

★花鳥図 狩野永徳 24歳の作

花鳥図 16面 - 「室中」の間の障壁画です

松・竹・梅にオシドリセキレイ・丹頂鶴などを組み合わせた花鳥図で

セキレイに指さしをさせて視線を誘導したり

柱をまたいで空中で鳥が目を合わせていたりと 見ていて楽しくなる画です

 

大木の裾には タンポポやスミレなど愛らしいお花もあちこちに有りました

筆使いも大胆でのびのびと描かれています

普通は四季花鳥図が多いのですが永徳が描いたのは 春・秋・冬なんです

実は中央の襖を開けると開山の笑嶺宗訢のお像があり 

その下に松栄の描いた「夏」の画があるのです 父子合わせて四季となります

 

昭和54年にパリのルーブルから『モナ・リザ』が来日しましたが

その返礼としてフランスで展示されたのが この聚光院本堂の障壁画でした

(@⌒ο⌒@)b

つまり 日本で一番有名?

 

★琴棋書画図(きんきしょがず)

「檀那の間」(上の間)の障壁画で永徳の作です

中国の士大夫(科挙出身の高級官僚)に必須とされた

琴・棋(囲碁・将棋)・書・画に耽る姿を絵画化したものです

花鳥図がのびのびしているのと比べるとカッチリ・クッキリという感じです 

 

琴・棋・書・画にふけれるのはありがたいけれど

きっとそのどれもが得意でなければならないのでしょうね

何処の国でも昇進するのは大変な苦労です 。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。

 

★竹虎遊猿図 狩野松栄

旦那の間の裏側のお部屋なんですが このお猿さんが面白いの

説明の方が教えてくれたんですが たとえ話のようになっていて

樹の上の白いお猿が 狩野永徳

樹の下で抱っこされている赤ちゃん猿が探幽

一番左端でムス~っとしているのが松栄自身ではないかと言われているようです

(;Α´∀`)

 

★露地

躙り口は袖壁の向こう側です

室内に入って躙り口から露地を見た時に

1枚の美しい絵画になるように 蹲や灯籠を配置してあるそうです

今回は残念ながら躙り口は閉じられていましたが

腰掛から続く障子を開けて見せてくれました (((o(´∀`)o)))

 

刀掛け石が階段状になっていて面白い形でした

切妻造りの妻に庇を付け 袖壁の向こうの土間庇は一段下がっていて

リズミカルで美しいですね

 

★閑隠席(かんいんせき

利休150回忌の寛保元年(1741年)に表千家7代・如心斎が造って寄進したもので

ここで朝茶を開いたことが記録に残っています

 

内部は3畳

私たちが見ているこちら側の襖を閉めるとかなり暗くなります

明かりは西側(左側)の墨蹟窓と躙り口の上の連子窓だけになります

これは利休の精神をくみ取り 明かりを極度に制限し簡素で緊張感のあるしつらえです

 

天井もうんと低いです

手前座の天井はさらに低くなっていました

中柱も床柱もまっすぐなのは利休の好みだと教えてもらいました

今でも毎月 利休の命日には千家が順番に茶を点てています (@⌒ο⌒@)b

 

なんとここは 千利休自刃の席 として伝えられています  w|;゚ロ゚|w

その場所を150年後にお茶席にしたの??? ちょっと恐ろしい (>人<;)

 

桝床席(ますどこせき)

枡床席は 閑隠席と水屋を隔てて隣同士です 

東側にある茶室で枡形(正方形)の踏込床があるため桝床席と呼ばれます

 

踏込床というのは 床の高さが無く 畳面と同じ高さにして

地板を張ることによって簡易的にするとともに

床框がないことから砕けた感じを作り出すことができる床です

桝床は表千家六代・覚々斎の好みと伝わります (゚д゚)(。_。)ウン!

 

天井も閑隠席よりも高く 四畳半で作られています

躙り口はなく貴人口をもうけ 明るく伸びやかなしつらえです

 

千住博筆『滝』

写真は京都観光Naviより

 

書院の襖絵です この青にたどり着くまで 色々な色が却下され

最終的に 黒い衣をまとった僧侶が座った時に 一番綺麗に見える色

ということで この青にきまったそうです

高僧から完成まで16年を費やした大作です

エアブラシなども使われていますが ここでの新しい試みは

絵具を上から垂らし込むことですって

 

40分のコースです

もし 自由に拝観できるんだったら 私たちあっちへ行ったりこっちへ行ったり

また後戻りしたりで 絶対2時間はうろちょろしてるよね~

とTさんとペチャクチャお喋り

暑いな~ 氷 氷 かき氷 ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

 


キャラメリゼした無花果とプリン』

無花果が蜜になってかかっているので 種のツブツブだらけです

そりゃあ美味しいんです

トッピングの無花果キャラメリゼされているのでほろ苦い甘さで最高よ♪♪

中にプリンが入っているので 重みでどんどん沈んでいくので

食べるのと競争です

もちろんしっかり食べきりました (((o(´∀`)o)))

 

メッチャ楽しかったね~ 来月のかき氷は何かしら? ワクワクするわ~

Tさん いつもご一緒していただいてありがと~ね