真珠庵の寺宝の一つ 『百鬼夜行絵巻』 は土佐光信の作
恐ろしいような、ちょっと可愛らしいような・・・
色々な挿絵などでは見たことがあるけれど
本物よ ホンモノ それも初公開ですって 見に行かなくっちゃ ヾ(´Д`)ノ☆
真珠庵は奥のほうです 一番奥が呑湖閣のある芳春院
その手前が 枯山水のお庭で有名な大仙院
その東隣にあるのが真珠庵です
★真珠庵
一休宗純禅師が開祖です
そういえば先日 一休寺といわれる酬恩庵に行ったときに
大徳寺の僧になったけれども 京田辺から通っていたとお聞きしたので
真珠庵で
「一休さんは本当に毎日通ってこられたのですか?」とお尋ねすると
「そのように伝わっています」 ですって
直線距離で25kmです 往復50kmを毎日???
酬恩庵が好きだったのか、大徳寺のえらいさんにはなりたくなかったのか 。゚(゚^Д^゚)゚。
こんな時代にお酒も飲み肉も食べ、森女さんと生活し、子供もいたのに
よほどの人物だと認められていたのね ヾ(≧ω≦)ノ 素晴らしいです♪♪
すっきりとした建物で、潔い感じがします
中に入ると、写真は一切NGでした お財布やスマホごとバックを預けました w|;゚ロ゚|w
お庭の写真もNGよ w|;゚ロ゚|w
★百鬼夜行絵巻
真珠庵の『 百鬼夜行絵巻 』 は室町時代の超有名な絵師、土佐光信の作です
日本で最も有名な妖怪絵巻の一つとして そして現存最古の百鬼夜行絵巻として
美術ファンや妖怪ファンから人気が高い作品なんです
描かれているのは台所用品や法具など
日常的に使われていたものが妖怪となった付喪神(つくもがみ)や
赤鬼・青鬼などの得体のしれない化け物(妖怪)です
冠をかぶった鬼が矛を担いで 一目散に走っているんですが
鉾の柄には黒漆喰に金蒔絵の総力がしてあります
口が裂けているけれど、口角が上がっているので笑っているようにも見えました
o(*^▽^*)o
旗の先っちょは竜頭になってい末 豪華ね~
旗を持っている白い動物みたいな妖怪やら、黒いサイの妖怪が来ている着物は
女性の略礼服ですって
筆のお化けみたいなのは、お坊さんが持つ払子(ほっす)らしい
子供の運動会みたいで楽しそうよね (((o(´∀`)o)))
真珠庵に来たのはこれだけではありません すごいものが見れるんです
長谷川等伯の襖絵を修理に出しています
だから その場所に 驚く人が 新しく 襖絵を描いでくれたのです
ヾ(´Д`)ノ☆ (@⌒ο⌒@)b ヾ(´Д`)ノ☆ (@⌒ο⌒@)b
★北見けんいち 漫画家
「釣りバカ日誌」の連載を開始して40年
絵の中には はまちゃんもスーさんもいます 赤塚不二夫夫妻も登場
真珠庵のご住職がマイクを持って歌っているし、奥様がビールを出しています
作者も登場しているのよ
パンフレットです
★山賀浩之 アニメ監督
点を重ねて描写した作品 半年間真珠庵に寄宿して描かれた作品です
戦闘機も描かれています
★濱地創宗 日本画家 僧侶
唐の時代 天台山の国清寺に住んでいたとされる寒山と拾得という禅僧を描いています
★山口和也 美術家
特殊花火で画面全体に閃光を走らせ、刹那の痕跡で永遠を描いています
★伊野孝行 イラストレーター
NHK Eテレで放送された「オトナの一休さん」が描かれています
★上国料勇 イラストレーター
エバンゲリオンの人ですよ~ 未来の極楽浄土かしら !!(゚ロ゚屮)屮
そして弁財天は奥様の若い時を思い出して書かれたそうです
風神雷神は エグザイルのメンバー2人が真珠庵に来てモデルになったようです
モデルを見ながら描かれたそうです ヾ(´Д`)ノ☆ カッコいいんだから
パンフレットです
どの方も 一部屋丸ごと描かれています 見ごたえがありますよ
★書院 通僊院
1638年に正親町天皇の女御の化粧殿(けわいどの)を移築したものなので
障子の絵や 違い棚のようすなど、細やかで優しい雰囲気が漂っていました
狩野元信筆の水墨山水図や 土佐光起の金碧花鳥図があります
通僊院にはお茶室がくっついています
★茶室 庭玉軒
金森宗和好みと伝わります
金森宗和は武家出身ながら、武家社会とは決別し、貴族に歓迎された茶匠です
二畳台目下座床の茶室
とても珍しい作りで、お部屋の中に 露地も蹲もあるんです
というか 土間の部分が露地になっていて、そこに蹲もありました
こんなお茶室は初めて見たので ワクワクでした
土間から首を入れたかったけれど、ちょっと遠くから覗かせてもらいました
お茶室の中は、内側のお部屋からよく眺めることができました
蹲のところに下地窓 奇麗な窓より下地窓が一番好きです Ψ(`∀´)Ψ
★方丈東庭「七五三の庭」(名勝・史跡)
南北に細長~いお庭で、本当に 5つ 7つ 3つと石が並んでいました
羅漢さんが走り回らない、落ち着いた雰囲気がありました
★真珠庵 庵号の由来
日本臨済宗の祖の一人となった楊岐方会(ようぎほうえ)が
雪の夜に楊岐山の破れ寺で座禅をしていた時に風が舞い、
部屋の中へ雪が降り込んできた。
その時、床に積もった雪が月に照らされて真珠のように輝いた
という故事にちなんで一休が名付けた
だから 破れ寺ということを忘れないように、障子紙が貼られていません
破れ障子から中を覗いてみました
清々しいですね (((o(´∀`)o)))
ちょうど本坊 法堂の横です ( ◎´艸`)
紫野和久傳さんに並んでいましたが、真珠庵の予約時間が迫り
残念ながら断念、お土産に西湖を買いました 美味しいね~ Ψ(`∀´)Ψ
私はお茶漬けにするのが一番好きです
喉が渇いたので抹茶スムージー 今日も楽しかったな~ ( ◎´艸`)