不思議♪素敵♪松ヶ崎♪♪

まいまい京都の梅林さんのご案内で松ヶ崎へ


松ヶ崎って、我が家のある上賀茂のお隣ですが
雰囲気は全く違う、独特の地域なんです


松ヶ崎は五山送り火の妙法のある地域♪
菜の花漬けが有名ですが
盆踊りの始まりの村


御所のお米を作る村(松ヶ崎百人衆)


そして、全員が日蓮宗の村なんです
なんと村ごと、日蓮宗に改宗して一致団結!!! 独特な地域です


   さあ出発ε=ε=ε=(o゜―゜)o



★ 最初は岩上神社


鳥居をくぐり急な階段を登りきると
大きな木々の真ん中に、大きな大きな石が・・・
岩座信仰がここにもあったんですね〜

テクテクテクε=ε=ε=(o゜―゜)o


★ キツネ坂の途中に桜井水


どんな日照りのときにも涸れなかったそうです
井の上に「南無妙法蓮華経」の題目が彫られた2mほどの石もあります。

こんなに何でもなさそうな湧水ですが
清少納言枕草子に『井は少将井 桜井井は ほりかねの井。』
清少納言ってブランド好きだったのね^^;


紫式部も・・・


★ 妙の山


五山送り火の翌日だったので、歩いていても炭が落ちてました♪
ここまで登ると、絶景かな絶景かな (●´艸`)


向こうのほうの真ん中のこんもり緑は御所だよ〜〜ん

★ 新宮神社


松ヶ崎の氏神様です。


戦地に赴くときは、ここから出発したそうです。
胸が痛いね!!


絵馬堂には、トラ退治やら牛若と弁慶などの有名所の絵馬がありました


★ 松ヶ崎小学校の塀


古地図にある妙泉寺も取り壊されて小学校になっちゃいましたが
塀はそのまま残っているの♪


小学校をぐるりと回りこむと、古地図に書き込まれている鳥居が・・・


そのまま残ってるなんて感激 ヾ(●⌒∇⌒●)ノ
道も面影を残してそのままって
昔に迷い込んだような、不思議な心地です♪♪


学校の塀をぐるりとまわりこむと 鳥居が出てきます
地図の鳥居だよ〜

★ 七面宮


鳥居をくぐって進んでいくと七面宮があります。
七面宮は元は妙泉寺の境内でした。


境内には地図にも描かれている
日輪の滝、月輪の滝があります。
今は水が枯れていましたが、ここで行をされていたんだろうなーと思うと
滝に打たれている姿が浮かんできました。


日輪滝


月輪滝



そして、何より不思議なものが w|;゚ロ゚|w

え? なによこれ???

天井にしめ縄が張りめぐらされ、色々な形のシデがぶら下がってます。
それも、紙の色が白いまま !!(゚ロ゚屮)屮


つまり、新しいということです。
張り替えてるんです。こんな複雑なのを!


お正月を迎えるたびに、半紙を折ってはさみで切って
シデをつくり、神棚に… 子供の頃の思い出ですが
こんな複雑なのは見た事が無いよ


おまけに、一つずつ形が違います。
天球図というお話でした。
これは絶対にもっと詳しく知りたいよね〜


どれが何? いったいどうやって観測しているんでしょう
安倍晴明が使っていた渾天儀を見た時よりも感動が大きいよ
    w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w


その奥が妙泉寺の奥ノ院にあたる七面宮の本殿!
小さいけれども、迫力満点です

赤と白の紙垂が綺麗♪♪


ふつう、こんな吹きさらしにかけてある紙垂は
茶色く変色して、雨が当たってまくれ上がってるのに…
綺麗です♪♪ 厚い信仰に支えられてるんですね♪♪


★ 涌泉寺


かつての法華宗の最高学府の
『松ヶ崎壇林』がありました。
全国で壇林が残っているのはここだけです。


宗教の学校ですが
なんと卒業するまでに36年もかかり!!(゚ロ゚屮)屮
一日たりとてお休みすると、卒業できなかったそうです!!!


当時の講堂は今も本堂として残っています。



この建物は「江」の娘で
後水尾天皇に嫁いだ東福門院和子が
御所で自分の住んでいた建物を寄進したとか…


そんな昔なのに、なんて進んでいるのでしょう
尼部門もあったようです ヾ(●⌒∇⌒●)ノ


『松ヶ崎壇林』があった本涌寺は
近代になって妙泉寺と合体して涌泉寺になりました。
ややこしいね〜



その妙泉寺のお話ですが


松ヶ崎にあった天台宗歓喜寺の住職の実眼が
夢に現れた狐から都に行って日輪 の像を拝むように言われました。


実眼はすぐに京の町に出かけ、辻説法をしていた僧に出会います。


僧の名は、「日像」であったことからお告げはこの事に違いないと、
僧の話を熱心に聞いたといいます。


やがて心服した実眼は日蓮宗に改宗し、
寺もご本尊を移して日蓮宗妙泉寺と改めます。


村人にも改宗を勧めますが、宗旨替えは大変なことだと拒まれます。
そこで日像上人を招いて講話をしてもらったところ、
村人全員が改宗を決意するのです。ヽ(*'0'*)ツ


この時、喜んだ実眼が題目を唱えると、
村人達が踊りながらそれに和したそうで、
これが日本最古の盆踊り(京都市登録無形民族文化財)の
「題目踊り」の始まりです。
└(゚∀゚└)ヾ(゚◇゚ヾ) \(≧▽≦)丿\(≧▽≦)丿


また、日像上人も喜んで西山南面に一気に踊りながら
杖で「妙」の字を書いたそうです。
なんという迫力でしょう ┗|´Д`*||*´Д`|┛


村人がその周り木を切り松明を燃やしたのが
「妙」の送り火の始まりと言われています。



宗教はそれぞれと言っても
京都で大きな顔をしているのは比叡山
そのおひざ元での日蓮宗ですから
比叡山から焼打ちにあったりしたそうですが
どんな迫害にあっても、村人たちは立ち上がったそうです
(*゚д゚ノノ 凄いね!!


松ヶ崎は隅々まで水路が充実しています♪
各家庭に、細かく水路が張り巡らされ
技術の高さがうかがえます



ここにも枯れない井戸があり
昔話が残っています

妙円寺の境内には古井戸があり,
キツネの子がこの井戸にはまって死んだ。
すると稲荷の親キツネが現れ
「今後一切井戸を掘ってはならぬ。掘れば不幸が訪れる。
その代わりどんな日照りでも神通力で涸らさぬようにする」と告げたと伝える。


以来水道ができるまで,東部の17軒はこの井戸一つで過ごしてきたといいます。


★ 松ヶ崎大黒天(妙円寺


井戸の横の階段を上ると大黒さんです♪
大黒さんがいらっしゃるけれど
正直 ちょっと疲れてきて、あんまり見ていません^^;


それよりも送り火の炭よ!炭!!


★ 法 登山っていうほどでもないけれど…


実はこの日は五山送り火の翌日(残業の為日記が遅れました)


だから、炭があるんです。
魔除けになるんだよ〜 ヾ(●⌒∇⌒●)ノ 残ってるかな〜


ε=ε=ε=(o゜―゜)o 登るぞ!!!


火床がきれいに並んでいます。
わ〜い 残ってるよ♪♪

小さいのをいくつもいくつも
みんなにお土産にするんだよ〜〜〜〜


今日もとっても楽しい一日でした♪♪