東福寺と泉涌寺の涅槃図 ヾ(●⌒∇⌒●)ノ

楽しみにしていた仏像ガイド・政田マリさんの
涅槃図絵解きに参加してきました♪♪


どちらの涅槃図もで〜〜〜〜っかい!!!



東福寺から〜

涅槃図は法堂の天井から下までいっぱいにつりさげられています。


  幅   6m
  縦  12m  大きいね〜


その上の天井には、
禅寺なので大好きな雲竜図がヾ(●⌒∇⌒●)ノ
堂本印象の描いた龍の下なので、格別です♪♪


東福寺の涅槃図の特徴は『猫』が描かれていることです。


写真は東福寺のネットより


泉涌寺の涅槃図の大きさは日本一ではないかしら
    (*゚ロ゚)ノスゴイ


写真はネットより


写真はネットより

  幅    8m 
  長さ  16m 
  重さ 200kg !!(゚ロ゚屮)屮


大きな泉涌寺の仏殿に真っすぐ吊りさげることが出来ず
絵の雲から上の部分は天井に沿ってはわし、
釈迦如来と菩薩や弟子達は真っすぐな状態
一番裾の、動物たちは床に寝かせています。


泉涌寺のお坊様がおっしゃるには
コの字につりさげられた涅槃図の前に座ると
タイムカプセルに飛び込んだように、
上には、お釈迦様が入滅されるときの空が見え
正面にはお釈迦様、
足元には嘆き悲しむ動物たちに囲まれて
お釈迦様の生きていた、まさに入滅しようとしている瞬間に
立ち会っているような感覚を覚えるというお話でした。
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)


ふ〜ん、なるほどな〜
私も、お坊様専用のあの立派な椅子に座って
そんな気になってみたいな〜と思いました♪♪
尋ねたら座らせて頂けたかしら( ◎´艸`)ムリムリ



涅槃図の絵解きでは、やっぱり知らないことがいっぱい〜


● 上部中央の満月は旧暦の2月15日の満月
  新暦では3月15日頃にあたるそうです。
  月の形で日時が特定できるのね♪


● 空にある雲は、古い涅槃図だと、上に立ち昇る雲
時代が経つと、横にたなびく雲になるそうです


東福寺の涅槃図もかなり古く、
室町時代に兆殿司(明兆)によって描かれた…
と非常に古いものですが、それでもたなびく雲でした♪♪


● 8本の木と跋提河(ばっだいが)
4本は枯れ、4本は青々と…
その木の後ろに川が流れています。気づいていなかったわ〜
人の命は川の流れと同じようにとどまるところを知らない…


●袋 袋には2つの意味があり
①衣鉢袋…錫杖に括り付けられており、
僧が遊行する際に携える衣鉢を入れるための衣鉢袋で中身は袈裟と托鉢の鉢なんです。


この錫杖と衣鉢袋を描くことにより、
遊行の道中で病に倒れられたことを示しています。
釈迦の荷物はこれですべて。
私たちの物欲から見ると、何も持っていないに等しいよね〜 (゚∇゚;)


②薬袋 病気のわが子を心配して、摩耶夫人が天界から雲に乗ってやってきて
不老不死の薬袋を投げるも、木の枝に引っかかり
それを取りに行ったネズミを、猫が襲ってしまったので薬がお釈迦様に届かず…
猫が涅槃図に描かれることが少ない理由です (ノ_-。)


②の薬袋とする場合は、雲に乗った摩耶夫人が描かれている場合が多いようです。


●菩薩様
皆が悲しむ中で、一人だけ表情を変えない人が…
菩薩様らしいけど、年月を経た絵で色が薄く、
どの人が菩薩様なのかちょっとわからなかった^^;


また、菩薩様っていうのも大勢いるけれど
地蔵菩薩様かな??? また、尋ねてみよう

『はなくそ』を買いましたが
東福寺では花供御
泉涌寺では花御供 って書くのね^^;